光小トップ研究体育科トピックス
 
4の1クルリんぴっくをひらこう!
2019/06/11
「今のクルンと回れていたよ!!」


「勢いがあってよかったよ」


これは,「4−1クルリんピック」で,友達と互いに動きを見合いながら活動している時に,出てきた言葉です。

4年1組の子どもたちは,「4−1クルリんピック」(マット運動)の学習で,前転や後転,これらの発展技に取り組んでいます。動きを身に付けようとしたり,友達と協力しながら運動の楽しさを味わったりしています。


普段はなかなかしない,回転する動きに戸惑いを感じ,初めはなかなか上手に回ることができなかったですが,練習を重ねるうちに,スムーズに回ることができるようになってきました。

先日は,教育実習で来られた先生の授業で,きれいに開脚前転を回るための方法について考えていきました。開脚前転と前転の違いから,ポイントを見つけ,たくさんの練習の場で活動に取り組みました。「角マット」や「坂道マット」,「段差マット」などで,子どもたちは,それぞれの場の説明を見ながら練習していました。

坂道マットでは,「勢いがつくから回りやすいよ」と言い合ったり,段差マットでは「手がつきやすいよ」と伝え合ったりしていました。
それぞれの場の特徴を捉えながら練習していたのに,とても驚きました。

開脚前転では,最後に両手でマットを押し立ち上がるという動きがこどもたちにとっては,難しかったようです。一連の流れの練習も大切ですが,そういった部分ごとの動きを体験させ,動きの習得につなげることも大切だと改めて感じました。


個人で動きを習得するだけでなく,友達と関わり合いながら学習に望んでいる姿が,とてもよかったです。友達がクルンと回転すると自然に拍手が出たり,肯定的な言葉を掛け合ったりするところが,とてもすばらしかったです。

これからも,友達と励まし合いながら,いろいろな技を身に付け,練習している成果を発表することができたら,と思っています。



小中合同体力テスト
2019/05/07
「中学生の反復横跳びが速すぎました!!」


「先生,中学生ってすっごい跳ぶんですよ!」


先日の小中合同体力テストが終わってから,4年1組の教室で子どもたちが,真っ先に話してきました。

今回は2回目の小中合同体力テスト。小学校4〜6年生と中学校1〜3年生がグループを組んで,それぞれの種目の測定を行っていきました。

4年生は中学校1年生とグループになり,回っていきました。

中学校1年生は,昨年度担任した子どもたちです。
現在担任している子と,昨年度担任した子が同じグループで活動するのを見て何だか不思議な気持ちになりました。
久しぶりの顔合わせに喜んでいる子もたくさんいました。


小中学生の関わりを見ていると,お互いが刺激をし合っていることがよく伝わりました。中学生は小学生にはない俊敏さや力強さがあります。中学生が動きを見せると,前述したような「すごい!」の言葉が自然と聞こえてきます。それを聞くと,自分も頑張ろうと奮起する中学生がいました。


小学生は,中学生に負けまいと必死に頑張ります。「どうやって,やったらいいのかわからない」とつぶやくと,中学生が助け舟を出してくれます。

互いが高め合う姿が,とてもすばらしかったです。


スポーツは周りの環境でパフォーマンスも変わってくるものだということがよくわかります。

互いに認め合ったり,励まし合ったり,真似し合ったりできる人が近くにいるだけで,動きによい影響を与えることが多いのではないでしょうか。

また,グループで回る際の中学生の配慮も,さすが!と思わされるようなことがたくさんありました。上靴をきちんと揃えるよう小学生に促ししていました。
動いてよい記録を残すことだけでなく,そういった人間性などでもお手本を見せてくれました。


次は,小学生も自分たちが,動きや態度の面で,「すごい!」と思われるようになれるよう,スポーツと関わってもらいたいです。

今回の取組を通して,これからも体育的分野での様々な場での交流が大切だということを改めて感じました。

6年生 最後の授業参観
2019/02/28
先日,6年1組は小学校生活最後の授業参観で道徳を行いました。

「命を見つめて」という教材から,本当の幸せとは何なのか,考えていきました。

今,クラスでは卒業までに登校する日数のカウントダウンを掲示しています。卒業まで残り「50日」からはじめ,今では,卒業まで残り「13」日となりました。

日に日に,そのカウントダウンが蓄積され,子どもたちは目にするたびに「もう○○日か・・・」と,つぶやいています。

この教材では,猿渡ひとみさんが病気に負けまいと必死に闘う姿や,「生きることが,本当の幸せです」といったことが描かれています。

この教材を通して,友達と小学校で当たり前のように学習したり遊んだり,家族とふれあったり,自分のやりたいことにチャレンジできたりする日常を今以上に大切にしてほしいと思い,この授業を仕組んでいきました。

まず,初めに今,子どもの感じている幸せ度合いを聞いていきました。

幸せを感じる→友達と楽しく過ごせる,家族といろいろなところに行ける,健康,
       塾から解放された,学校生活が楽しい など

幸せを感じない→たいくつ,宿題が多い,習い事が多すぎる,おこづかいが少ない
                                   など
                                     
いろいろな意見が出てきました。

そして,ひとみさんの病気と闘う姿から感じたことや,弁論大会でのスピーチを聞いて感じたことなどを交流し,最後に,本当の幸せとは何なのかということを考えていきました。

授業後の子どもたちの感想からは

「自分が思っていた幸せは,すごく贅沢で,命があることがすごく尊いし,生きるということが幸せだということがわかった」

「命があるから,前に進んでいける。命があるから,友達と遊び,勉強できて,習い事もできる。生きていることが幸せだと,改めて感じることができた」

というようなものが多かったです。

今まで当たり前だった小学校生活が,終わりを告げます。

どんな小学校生活だったのか,またこれから,どんなことが必要なのか,考えるきっかけになってもらえたら,と思います。

そして,卒業式まで全員が力を合わせ,笑顔で卒業してもらいたいです!!


公開授業研究会
2019/01/29
「バナナ ナイス!」

「水とお茶は砂糖入ってないよ〜!」


これは,先日行われた,公開授業研修会での子どもたちの発言です。

今回は,保健の「いきいき健康マイブックをつくろう(病気の予防)」の学習で授業公開を行いました。

子どもたちは,前回まで生活の仕方について関係する病気の起こり方や予防の仕方について調べていました。今回は,食生活の間食から,健康によい生活について考えていきました。

ここでは,子どもたちが普段食べる間食の砂糖や脂肪の量に着目していきました。摂り過ぎる生活を続けると生活習慣病につながります。

自分が好きなお菓子やジュースの砂糖や脂肪の量について実際に電子てんびんを使ってはかっていきました。

「こんなに砂糖の量があるとは・・・」

実物の砂糖や脂肪(食用油)の量を目の前にすると,予想を超える量に多くの驚きの声が上がっていました。

1日の基準量と比べると,間食だけで,基準近くになってしまう場合もあります。

子どもたちは,健康に照らし合わせて,間食について考えると,量や組み合わせを考えないといけない,間食でとるものを選ばないといけないというような発言をしていました。   

また,食べた分,運動して補うなど調節することも大切だと発言していました。

間食は,全てが悪いわけではなく,上手に付き合っていくのが大切かと思います。
 
バランスが崩れ,度が過ぎた生活を続けると,健康な生活はできません。

今回考えた,健康にとって望ましい生活を,これから続けてもらいたいです。


子どもたちの学んでいる姿を見たり教材研究を行ったりする中で,自分の健康についても改めて考えることができました。

後日,用意したお菓子を,クラスのみんなで食べる機会がありました。

一瞬にして,なくなりました。


「やめられない とまらない〜  」

といったお菓子のCMを思い出しました。
 
間食をすると幸せな気持ちになるということを実感したようです。




持久走大会!
2018/12/18
教師:「今日は 持久走の練習です!」


子どもたち:「え〜!」 「・・・・・」


持久走の練習を伝えると,こんな反応が返ってくることがあります。

先日,持久走大会が終わりました。

それと同時に,子どもたちは,業間休みの5分間走や,体育でのコースの試走練習も終わりました。

子どもたちの反応からすると,持久走は,苦手意識があり,意欲がずいぶん低いものなのかと想像されます。ただ,練習や大会当日,子どもたちは自分のペースで最後まであきらめずに走ろうとする姿をたくさん見ることができます。持久走のカードも,練習後にマスをたくさん塗り,自分の頑張りを蓄積していました。

 
いつも,そんな姿を見ると不思議に思います。子どもたちは走りながら様々なつらさや苦しさを味わっているようですが,走った後は達成感を味わっているようです。


順位やタイム,完走することが目的など,子どもたちの走る意欲付けは様々です。

何かしら,子どもたちは自分で目標を見付け,その中で頑張っているのだなと,改めて感心します。子どもたちが,どんな運動でも意欲的に行えるよう支援したいですが・・・


今回,この持久走大会で10位以内を目指して練習した子がいました。

本番では12位でした。タイムは速くなりましたが目標は達成できませんでした。

ただ,その子は,いつも真剣に一生懸命練習で走っていました。呼吸の仕方やリズムなど自分で工夫しながら運動していました。その子の大会後の感想には「10位という目標は達成できなかったけど,目標に向かって頑張れたのでよかったです」とありました。
結果も大切ですが,このように過程を振り返ることは,もっと大切だと考えます。常に目標を立てながら自分と競うことで味わう達成感も格別なものだと思います。

 どの学年も練習の成果を出そうとあきらめずに頑張る姿と,力の限り応援する姿がたくさん見ることのできた持久走大会となりました。

「ヒカリンピック2018 in6−1P.E.スタジアム」
2018/11/19

先日は附小祭があり,6年1組は,体育や保健で学習したことを基に,学級を「P.E.スタジアム」として,たくさんの方が,運動の楽しさを味わったり,健康の大切さを知ったりするような場を用意し,附小祭として活動しました。

体験する場は,「保健クイズ」や「野球のバッティング」,「サッカーのシュート」,「ゴルフのパター」,「風船バレー」,「ペットボトルでの的当て」,「柔軟対決」,「バスケットボールのフリースロー」などがありました。どのグループも,誰もが楽しめるように,ルールを年齢によって変えたり,お客さんに難易度を選んだりすることができるよう工夫していきました。また,教室で運動を行うので,用具もほとんど手作りです。バッティングのティーやボール,バスケットやサッカーのゴールなど,段ボールや新聞紙を工夫して作っていきました。それぞれが,自分たちのできることを一生懸命頑張り,本番を迎えることができました。

附小祭当日は,どの場でも,大人の方から幼稚園児まで,真剣に的を狙ったり,高い記録を目指したりしながら体験される方が多かったです。クイズでも,真剣に考えて答えを出そうとされる方もおられました。

6年1組の今までの学習で考えたことを,いろいろな方に体験してもらい,運動の楽しさを改めて考えて,健康についても,さらに知りたいと思っていただけたら幸いです。

これからも,自らが運動の楽しさを味わうと共に,多くの人に,そういったものを伝えてもらいたいです。そして,運動や健康との関わり方をより深く考えることができるようになってくれればと思っています。




教生先生との体育!
2018/10/22
「タグ取ったど〜!!」


先日,附属光小学校では,教育実習生がたくさん来られました。6年1組にも4名の教生先生が来られ,たくさんの教科を教えていただきました。この教生先生と,体育では

「つないで!トライ!6−1タグラグビー」という学習を行っていきました。

この運動に出合って,子どもたちがまず感じたのは,ルールの難しさでした。

難しさ@:前にはパスできない(後ろにパス)
難しさA:タグを取ったらどうするのか(守り),タグを取られたらどうするのか(攻め)
難しさB:身体接触は禁止

子どもたちは授業の中で,こういったルールを理解すると,このルールを動きで表すのに時間を費やしました。

 ただ,ゲームや練習を重ねるうちに「タグ取った〜」

                 「タグ1,タグ2」
  
というような声がたくさん聞こえてきました。

動きやルールに慣れると,得点の数が増えたり,パスがつながったり,たくさんの人がトライしたりするなど,ゲームの様相もどんどん変わってきます。タグを取ってからの動きもスムーズになりました。


子どもたちが感じていたルールの難しさも,ゲームのしやすさにつながったり,攻めが有利になっているゲームだと気付いたりということにも次第に発展していきました。

例えば,守りがタグを取ると攻めに必ず返さなければいけません。そうすると,タグを返す間に守りは必ず1人減ります。今回のルールは攻め「4人」対守り「3人」としていたので,攻めが有利になってゲームを展開できます。


このように,学習を進めていると,ルールを活用して,いかに自分たちに合ったゲームにしていくのかが大切だということを感じてきました。

体育では,初めての運動を行う際,まずはしっかりとルールを理解することが大切だと感じます。ただ,実際に動かないとわからないこともたくさんあります。動けば動くほど,ルールの大切さや,面白さに気付くこともあるのだなと,改めて実感しました。

どんなルールでゲームを行うのか,用具をどのように使うのか,ルールを子どもに理解させるためにどのような教師の働きかけが大切なのか。こういったことは,授業づくりの上で,とても重要だということがよくわかる3週間でした。



オリンピック・パラリピック教育について
2018/09/25
「運動会 汗と涙の 金メダル!」

これは,今年の運動会のスローガンです。このスローガンは,代表委員会の話合いをもとに決まりました。子どもたちは,このスローガンに,一生懸命練習をして,本番で全力を尽くすことが金メダルにつながる,というような思いを込めていました。

東京オリンピックも近いことから,「金メダル」というような言葉も入ったのではないでしょうか。

オリンピック・パラリンピック教育の充実が叫ばれています。

こういったスローガンをタイトルに入れたり,実際に体育の授業にオリンピックやパラリンピックで行われる競技を体験したりすることも,その1つだと思います。

6年1組では,先日紹介した研究発表大会のネット型の学習でシッティングバレーボールを行いました。このゲームでは,お尻をつけたまま動いたり,ネットが低かったり,人数が少なかったり,ソフトバレーボールとは,大きく異なることがあったようですが,子どもたちは味方同士でボールをつなげる楽しさをたくさん味わっていたようです。
少しルールが異なるだけで,ゲームの様相も変わってきます。ただ,共通する楽しさもあります。
そういった楽しさを味わうことや,易しい似た動きから,基本的な動きの習得に生かすこともできます。さらに,スポーツの新たな魅力に気づくこともあります。

こういった体験をたくさん積ませたいと考えています。

また,ただ「勝つこと」「1位になること」だけを目標にするのではなく,練習や努力を重ねて,自分や友達が,どう変わっていったのかに着目することが重要だと考えます。


9/15(土)の運動会では,全校児童の全力を見ることができました。子どもたちの胸には,金メダルが輝いていたのではないでしょうか。




着衣水泳
2018/07/20
「服を着たままだと,とても泳ぎにくい!!」

「ペットボトルで,こんなに浮かぶんだ!」


 先日,6年生は着衣水泳を行いました。こんな声がプールに響き渡っていました。

 この着衣水泳では,日本赤十字社山口支部から,指導員の方が来られ,服を着たまま水に落ちたときの対処の仕方について教えていただきました。

 今回は長袖,長ズボン,靴を履いた状態で水に落ちて,どのように行動すればよいか,考えていきました。初めに水着で泳ぐのとは大きく違い,普段のように簡単に泳ぐことはできませんでした。特にクロールでは,服が体にぴったり着くので,泳ぎにくいことを実感していたようです。

 指導員の方から,平泳ぎのような形で力を抜いて泳いだり,ペットボトルやビニール袋を上手に活用したりすることで,長い時間浮くことができることを教えていただきました。体の力を抜き,ストロークの仕方を変えるだけで,長く泳ぐことができる子が増えていました。

 ペットボトルやビニール袋などの投げ方や,ビニール袋に空気を入れて,浮き輪の作り方なども実際に体験することで,たくさんの驚きがあったようです。

 万が一の際,どう行動すればよいか,今回は実感を伴いながら,多くの学びがあったようです。こういった事故を未然に防ぐこと,あわてずに落ち着いて対応できることが大切になってきます。次期学習指導要領でも,「安全を確保する運動」として,着衣水泳も取り上げられています。

 こういった機会を大切にして,自分の安全や友達の安全に目が向くような子どもたちになってほしいです。





6-1 ワクワクベースボール!
2018/06/18
「ナイスバッティング!!」
 
 「守り広がってー!!」

 ゲーム中,こんな言葉がたくさんのチームから聞こえてきます。

 6年1組では,「6−1ワクワクベースボール」というベースボール型のゲームの学習を行っています。この学習の攻めでは,バットで打つ代わりに,ボールを投げて1塁や2塁に走っていきます。塁にはコーンが置いてあり,触るごとに1点という得点方法です。守りは,打者(投者)が塁に到達する前に,ボールを投げて(3m以内では必ずバウンドさせる),塁を守っている友達が段ボールにそのボールを当てれば,アウトとなります。攻め,守りを簡易化して,易しい技能でベースボール型ゲームの特性を味わえるようにしました。

 初めのゲームでは,たくさんの友達が得点を取れたり,ボールにみんなが触れたりしていたので,とても楽しいという感想をもっていました。しかし,ゲームを進めるうちに,なかなか得点が取れない子が出たり,守備をチームの数人が中心となって行ったりするようになってきました。

 そこでルールを「みんなが活躍するゲームにするために」という視点で工夫していくと,


@連携守備ボーナス:たくさんの人にボールを回してアウトを取ると守備にも1点
Aバットの活用:ボールを飛ばして得点をとりたい

というルールに変更していきました。@のルールで,ボールが何人かに回ってアウトにするようになったおかげで,ボールを触れる子も増えたし,守備でも得点を取れるよう,守り方が上手になってきました。

Aのルールでは,ボールをTボールに置いて打つ子が増え,得点が大幅に上がっていきました。投げるのは難しくても,バットに当てることができる子は,バットを上手に活用していました。

 こういったルールの工夫は,子どもたちの動きやゲームの様子にも変化をもたらします。守備の位置取りを,バットを使う子や投げる子で変えようとしたり,どうやって連携を取るかを考え,いろいろな連携の仕方を試したりして,ゲームがより楽しくなってきました。

 次は,今までの動きを生かした大会です。これまで動きを振り返り,みんなが楽しみながらも勝てるように,チーム一丸となり,活動するような大会になればと思っています。

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