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小中合同体力テスト
2018/05/15
「私は中学生と一緒に体力テストをして,どの種目も全力で取り組むことができました。中学生がやり方を教えてくれたり,アドバイスしてくれたりしたので,いつもと比べて楽しく体力テストをすることができました。中学生になったら,今日の中学生のように小学生に優しく教えたいです」

これは,6年1組の児童が,小中合同体力テストを行って書いた感想です。

先日,附属光小中学校合同で体力テストを行いました。

小学校は4年〜6年生,中学校は全生徒が参加しました。小中学生がグループを組み,中学生はリーダーとなり小学生に動きの手本を見せたり,アドバイスをしたりして測定を手伝っていきました。小学生は,中学生の測定に協力したり,小学生ならではの一生懸命さを見せたりしました。お互いが刺激し合い,よい記録が出るように頑張っていきました。

 子どもたちは,同じグループ同士で挨拶をした後,それぞれの種目の測定を行っていきました。グループの中では,初めて会った小学生と中学生が,声をかけ合ったり,アドバイスをし合ったりしていました。

 ソフトボール投げでは,動きを交えながら中学生が小学生に投げ方を教えていました。そして

「今のよかったよ!!」    「しっかり頑張ってね!」

と温かい声をかけていました。子どもたちは中学生と一緒に行った体力テストは,強く心に残ったようです。

スポーツはいろいろな人と一緒にするだけで気持ちも結果も変わってきます。スポーツを「する」だけでなく「見る」「支える」などの様々な視点に気づいてもらいたいなと思います。

そして,楽しさを味わいながら,自分なりに運動にかかわってもらいたいです。






「ICTを活用して」
2018/03/01
 今、体育の学習では、iPadを活用した事例をたくさん見ることができます。

 ゲームの様子をiPadに記録してゲームを振り返ったり、跳び箱の跳び方をiPadに録画して自分の動きを客観的に見たり、4年2組でもICTを活用した学習を進めてきました。

 今回は保健の「育ちゆく体とわたし」という学習でICTを活用しました。

 各学年には電子黒板があります。大画面で写真や映像を見ることはもちろん、iPadのエアードロップを使い、自分の手元で表したものを全体で共有することもできます。

 今回の学習は、子どもたちの思春期の心や体の変化につい理解することをねらいとしています。人によって変化は違うことや男女の特徴があること、大人に近づく変化が様々起こっていくことを、単元を通して気付いていきます。

 まず、体に起こる変化には、どんなものがあるかということで、子どもたちに体に起こる変化について、自由にイラスト機能を使いiPadにメモさせていきました。そして、自分たちが考えた変化を電子黒板に映し出し、友達に考えを発表していきました。

 そして、友達のイラストが電子黒板に写されることで、様々な意見に触れ、思春期の体の変化について関心をもっていきました。似ているもの、違うものを見るたびに、疑問がわき、調べたいという意欲が向上していたようです。

 最後に養護教諭に、どんな変化が起こるのか全体で話してもらい、思春期の体の変化についてまとめました。
子どもたちの感想は、「そういう変化が起こることを知らなかった」や「人それぞれ違うけど、男女の特徴がわかってよかった」というような感想を書いていました。

 また、今回学習した黒板の板書を写真で保存し、次の授業の前にその写真を電子黒板で写していきました。子どもたちは、どんな学習をしたのか、視覚でとらえることができたので、次の学習へのとりかかりもスムーズになりました。

 まだまだ、たくさんの活用の仕方があると思います。子どもたちの操作はとても早く、覚えるのがとても早いので、これからもICTの効果的な活用の仕方を探っていきたいと思います。

「4の2ワクワクリレー」
2018/02/01
 今、4年2組の体育ではリレーを行っています。

 特にバトンパスの仕方が上手になるよう、各チームで工夫して練習しています。

 今回のバトンパスでは、左手でバトンをもらい、右手でバトンをわたす方法にチャレンジしています。
 
 みなさんは、どんなバトンパスを経験したことがありますか?

 運動会のリレーや今までの体育では、右手でバトンをもらい、左手でバトンを渡す方法を行っていました。

 子どもたちは、その動きに慣れていたので、初めは抵抗を感じていたようですが、一度動きを身に付けるとバトンパスがスムーズに行うことができるようになりました。

 2つの渡し方のどちらがやりやすいか、子どもたちに考えさせたところ、反応は様々でした。

 「今までの方法が慣れているのでやりやすい」

 「左手でバトンをもらい、右手でバトンをわたすと、前の走者が見やすく、スタートがしやすい」

 というような考えがあがりました。

 今回試したバトンパスのよさは、次の走者が見やすいこと、足の向きが走りやすい方向を向いているということが挙げられると思います。

 ただ、バトンパスの仕方は様々です。

 子どもたちが、それぞれのバトンパスのよさや課題をつかみ、自分たちに合った方法を見つけていくことが大切だと考えます。

 より速くバトンを回す方法を、これからも見つけていってほしいです。

2020年に東京でオリンピック・パラリンピックが開かれます。
2018/01/22
 このオリンピックに向けて、全国の小学校の教室で、マスコットを選び、投票することができます。

 12月に4年2組でも、マスコットの投票を行いました。

 子どもたちは、どのマスコットが東京オリンピック・パラリンピックにふさわしいのか考えていきました。オリンピック・パラリンピックの目的や意義について調べたり、3種類の魅力あるマスコットの紹介動画を見たりして、1つにしぼっていきました。

 動画にはそれぞれのマスコットの能力や特徴なども説明されていたので、魅力ある能力?!に注目しながら選ぶ子もいました。またデザイン性を重視する子もいました。どの子どもたちも、悩みながら選ぶ姿が印象的でした。

 これからの体育では「する・見る・支える・知る」といったことも大切にされていきます。オリンピック・パラリンピックを見て、憧れを抱いたり、選手の技に見とれたり、応援で頑張っている選手を支えたりするということもできます。

 今回の経験で、子どもたちは、オリンピック・パラリンピックをより身近に感じたようです。マスコットは何が選ばれるのか、ということも気になりますが、オリンピック・パラリンピックに参加する1つのきっかけになったと思います。


 普段の体育の学習でも、自分で体を動かすことも大切にしながら、いろいろな場面で友達を支えたり、友達の動きを見たりすることにも関心をもつことができたらと思います。

「4の2ワクワクスタジアム」
2017/12/01
 先日は附小祭があり,4年2組は,体育や保健で学習したことを基に,学級を「4の2ワクワクスタジアム」として,たくさんの方とふれあうことができました。

 ここでは,来られた方に,運動の楽しさや健康に過ごすことの大切さを,ゲームやクイズを通して知ってもらったり考えてもらったりしました。

 子どもたちは「ストラックアウト」や「ボーリング」,「相撲」や「体育・保健クイズ」などの場を用意しました。

 誰もが楽しめるように,ルールを年齢によって変えたり,お客さんに難易度を選んだりすることができるよう工夫していきました。ストラックアウトでは「絶対,的に入れる!!」と本気になって投げたり,クイズでは真剣に悩んだりされる方もおられました。何度も来て,挑戦する方もいらっしゃいました。そういった姿を見ると,このような場を作った自分たちも,しっかりと楽しむことができたようです。
 
 これからも運動の楽しさを味わうと共に,たくさんの人に,そういったものを伝えてもらいたいです。

「今日は○○周走りました!!」
2017/11/07
 今,持久走大会に向けて業間時間や体育の時間を使って,練習を頑張っています。

 休み時間の持久走の練習が終わると,子どもたちは,友達に自分が何周だったのか,伝え回り,持久走カードに色を塗っています。
 
 持久走は持久力をつけることや,自分のペースをつかんで無理なく走ることをねらいとしています。ただ,子どもたちは,何周走ったのか,何位だったのか,数にこだわることが多いです。どうしても競争というイメージが子どもたちにあるので,そういった数で自分の頑張りを見てしまいがちです。

 ただ,持久走は,まずは自分のペースを知ることが大切です。友達と比べてというより,自分の伸びを比較してもらいたいです。

 「この前とタイムが変わらなかった」「前に比べて30秒記録がよくなったな」というつぶやきなどがたくさん聞くことができれば、と思います。

 ただ、毎日の練習を一生懸命頑張っています。最後まで決して歩かず走ろうという姿勢にいつも感心します。走り終わると,持久走カードを使って,自分の伸びを分析している子もいます。

 大会ではしっかりと自分のペースをつかんで,今までの練習の成果を発揮してほしいです。

「ドン・バン・ピタ」
2017/10/02
 これは,子どもたちが跳び箱を跳ぶ際の合言葉です。

 このドン・パン・ピタができれば,きれいに跳び箱を跳ぶことができるのではないかと考えています。

 これは,踏み切り,着手,着地というそれぞれの動きを表したものです。

 勢いよく両足で,踏み切ると「ドン」と大きな音がします。

 両手をしっかりとついて突き放す「パン」,最後にピタッと静止し着地を決める。


 このような部分ごとの動きを身に付け,一連の動きへと生かすことができれば,よりきれいな開脚跳びや大きな開脚跳びができるようになると思います。

 子どもたちは,これらの動きを身に付けるために様々な練習の場で動きを試していきます。自分たちの課題に応じて踏み切りや着手,着地の練習の場を選んでいき,試行錯誤しながら動きを高めていきます。1つの部分の動きを意識して練習することで,課題解決への道が近くなります。

 また,動きを身に付けるためには,友達の存在も欠かせません。

 自分では見ることのできない,友達の動きを見てアドバイスしたり課題を伝えたりするとより動きが身に付きやすくなります。「今のピタができていた」「もう少し強くバンと手をつこう」など,友達が上手に跳べるよう支えています。


「やったー5段跳べた」

「先生 ○○さんは 今日6段も跳べたんですよ」

 こういった子どもの喜びの声が増えるよう手立てを工夫していきたいと思います。

「運動会 がんばるきみが 一等賞」
2017/09/01
 これは,今年の運動会のスローガンです。このスローガンを胸に,子どもたちは夏休み明けから,運動会の練習に励んでいます。

 4年生の運動会の表現は「エイサー2017」です。沖縄の伝統芸能であるエイサーを3・4年生で舞っていきます。エイサーにはいろいろな歴史があるそうです。エイサーの語源は念仏踊りのときのかけ声「イーヤーサーサー スリサーサー」から来ているそうです。17世紀,先祖を供養するための踊りから,エイサーへと発展していったようです。みんなで楽しめるということで,長い間受け継がれてきたのだと思います。

 子どもたちは独特のリズムや動きを楽しみながら踊っています。「アーイーヤー」というかけ声をかけたり,太鼓を叩いたりしながら,体も動かします。頭が混乱しそうですがリズムや動きについていこうと,必死に頑張っている姿が印象的です。「こんな格好で待機したらどうですか?」と,自分たちで姿勢を考えたり,よりよい動きを追究したりするという姿も感心します。

 自分たちなりに,周りの人が元気で明るい気持ちになるような表現をつくってもらいたいです。そして自分たちも笑顔で楽しく練習の成果が出せるよう本番当日まで一生懸命頑張ってもらいたいです。

汗をびっしょりかきがら,4年2組の子どもたちは,みんながもっと楽しめ,ドキドキするようなワクワクサーキット作りに励んでいます。
2017/07/03
 6/29(木)に,体育の公開授業研究会が行われました。

 この授業でも,子どもたちは,7つのサーキットの場を,みんながもっと楽しむことができるように場を工夫し,動きを試し,気づきを交流していきました。人数を変えてゲーム化したり,競争形式にしたり,それぞれが工夫した場で動きを試していました。

 4年生のこの時期は,多様な動きが身に付けやすい時期といわれています。そんな時期だからこそ,このワクワクサーキットで体験する多様な動きを,たくさんの子が身に付け,運動の楽しさをたくさん味わい,運動の日常化につなげればと思っています。

 子どもたちは,それぞれの場で声をかけ合ったり,息を合わせたりして活動していきました。モンスターボックスという場では,みんなで段ボール(モンスター)に紅白玉を当てていく場です。初めは2体のモンスターでしたが,もっと楽しくしようと3体になりました。投げるのが苦手な子には,大きいモンスターを用意したり,投げるのが得意な子には,ペットボトルの重りを入れたりして,より難しくしていきました。このように,みんながもっと楽しくなるような場を体験し,「難しさの中にも楽しさがあった」や「協力すると今までできなかった場をクリアすることができたので,とても楽しかった」というような感想を交流していました。
 子どもたちが,みんなで力を合わせて運動している姿が印象的でした。友達の速さに合わせたり,息を合わせたり,チームの友達のことを考えて活動している姿はとてもすばらしかったです。また,運動した後も,きちんと片付けて,次の場に移動する子がたくさんいて,とても感心しました。

 これからも,子どもが楽しさを感じながら,みんなで動きを高める授業づくりに励んでいきたいです。

「先生,今日は○○ちゃんが,初めてシュートして得点をとったんですよ!!」と,得意げにゲーム終わり私に話しかけてくる子がいました。
2017/05/01
今,4年2組では,「4の2シュートボール」というゴール型ゲームの学習を行っています。初めて,この運動に出合ったとき,子どもたちは,「シュートしてコーンに当てるのがとても楽しい」「攻めと守りがいきなりくるのでワクワクする」「みんなでパスを回し合うのが楽しい」と感想をもっていました。
しかし,シュート数や得点数,ボールを触った数を1試合ごと調べていくと,大きな偏りがあることに気づいてきました。『みんながボールをさわったり,シュートしたりするなど,みんなが活躍できるようなゲームにしたい』と願いをもち,ルールを工夫していきました。そして,ルールを工夫するだけでなく,パスやキャッチ,ボールを持たない動きなどをチームで練習し動きを高めていきました。基本的な技能を高め,より難しい技能に挑戦し,集団としての技能も高め,誰もがゲームで活躍できるよう学習を行っています。
そういった中で,ただ自分ができるようになって楽しむだけでなく,仲間ができるようになっていく過程を見つめることや,喜びを共有することも大切だと考えます。

 初めの男の子の発言は,そういったことが表れていると思います。他にも,「もっとうまくなってみんなのためにがんばりたい」と決意し,休み時間ボール遊びに熱中している子もいます。こういった姿が,これからもたくさん出てほしいと考えています。

 また,このゲームでは,審判はおらず,セルフジャッジで行っています。ラインをオーバーしたら「線出たよ」と味方チームからも声が出たり,トラベリングをしたら,相手チームにボールを渡したりするなどの姿が多く見られます。規則をきちんと守ることや,素直に申告して認めることが自然にできていて驚きます。今までの経験では,「ライン出た」「いや出ていない」と,ゲーム中にもめてしまうことはよくあった気がしますが,仲良くゲームを行う姿に感心します。

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