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6年_年末大掃除!
2020/12/25
2020年最終日,学級で大掃除をしました。家庭科でも掃除の学習をしましたが,特に日本では,掃除に環境整備以上に,精神的な成長の意味合いも大きく含まれていると思います。
 「掃除を一生懸命できる人は信頼される」と次の三つを子どもたちには話しました。
@「気付く力」…ここも汚れていると気付ける人は,視野が広くなる!
A「動く力」…見て見ぬふりをするのではなく,行動できる人は,周りが頼りにする!
B「楽しむ力」…汚いし,冷たいし,めんどうくさい。そんなイメージのある掃除の中に楽しみを見つけて取り組める人は,人生の中に楽しみを見つけられる!
 私は名言が好きなのですが,「雑にやると雑用になり,心をこめると芸術になる」という言葉に出会い,掃除をするときは自分に言い聞かせるようになりました。

6の2の子どもたちは,約20分間の間,本当に一生懸命掃除を頑張っていましたし,床で寝られるくらいきれいな教室になりました。

みなさんは年末大掃除,終わりましたか?私はあと水回りを・・・

それでは,2020年もお付き合いいただきありがとうございました。健康第一でよいお年をお迎えください。

弁当ギャラリー
2020/12/15
「ゆでる」と「いためる」の組み合わせで,立派な1食になりました。写真を撮りに来てくださったカメラマンさんにもプレゼント♪せっかくのお弁当なので海辺でいただきました!寒かったですが,それもまた思い出です…(^O^)

弁当ギャラリー
2020/12/15
余り物でちゃちゃっと一品作る班もありました!

弁当ギャラリー
2020/12/15
クリスマスらしさが伝わるでしょうか(^O^)?

6年生_弁当作り
2020/12/15
今年度6年生は修学旅行が中止となり,代替行事として「思い出プロジェクト」を子どもたちの企画によって行っています。その一つが,「山口県産の食材を使って,クリスマスをテーマにした弁当を作ろう!」という企画でした。

前日には,文化講演会で,九州大学 比良松道一先生による「いのちの授業」を受けたばかり!そこで「弁当の日」の話を聞き,自分で作って初めてわかる世界があると教わったばかりでした。

6年生の子どもたちは,班ごとに決めたおかず作りに挑戦!一つ一つに細かいレシピはありませんが,
・ポテトサラダづくりを通して学んだゆでる調理
・朝食作りを通して学んだいためる調理
そして生活経験とを組み合わせて,おいしいおかずを作っていました。

山口大学の学生の方もお手伝いに来てくださり,安全に気を付けて料理をすることができました。感謝いたします。

素敵なお弁当がたくさんできたので,写真で紹介していきます。

今回の経験で,お家の方が行事の時などに作ってくださる弁当や,日々の食事に様々な思いや工夫が込められていることに気付いたことでしょう。
今度はぜひ自分一人の力でお弁当作りにチャレンジして,さらにたくさんのことに気付いてほしいです!

5年_食べて元気!ご飯とみそ汁
2020/11/24
今回の題材の授業づくりで意識したポイントは
(1)五感を使った調理
(2)評価尺度の作成と,ICT機器を用いた自己評価 です。

 まず,子どもたちの生活経験から,「こんなご飯/みそ汁がいいね👍」「こんなご飯/みそ汁はいやだ💦」を出させ,みんなで評価尺度を作りました。A,B,Cランクを自分たちで決め,「Aランクにするには何に気を付けたらよいか?」を教科書や家族のインタビューから探らせました。

ごはんを鍋で炊くこの題材。教科書どおりに作っても上手くいかないことが今までの実習ではありました。その原因は,その日の気温や米の品種,火加減など様々なことが考えられます。そこで,今回は教科書を参考にしながらも,最終的に信じるのは自分たちの五感ということを意識させました。
実習前に教員が事前に炊いて撮影したご飯を炊くビデオを見せ,火を加減するきっかけを目で見て探らせました。教科書のコマ送り写真と比べ,その間の微妙な変化が捉えられたようでした。
 そして,実習では目で見た変化に加え,香りや音の変化にも敏感に探らせ,記録をさせていきました。なんと5年生12班全てが成功しました!

 実習中,ご飯を炊く様子を定点カメラで録画しておきました。そして,実習後に班のみんなで見返して,成功や失敗の要因を探りました。
「弱火のつもりだったけど,弱〜中火くらいになっていてちょっと強かったかな?」
「このあわがもくもくしたタイミングで火を弱めたのが正解だったね」
「蒸らす前は,まだ水っぽい?と少し不安だったけど,蒸らし10分後はしっかり水を吸っている。蒸らしを信じるのがポイントだね」などと振り返ることができました。

これからタブレット1人1台時代がきます。今回は班に1台+三脚で録画したことで,客観的に実習を振り返ることができました。調理実習中は,いろいろなことを気にしていっぱいいっぱいになるので,落ち着いて振り返ることができるよい方法だと感じました。

調理実習スタート
2020/10/02
子どもたちと首を長〜くして待っていた調理実習をスタートさせました!

今までの調理はマスクをつけて行いますが,マスクを外して食べるときは給食同様無言で行うようにしています。
その分,気付いたこと,感じたことをしっかりプリントに記述してもらうようにしました。子どもたちは,声に出して共有できなかった分,思いのた丈をしっかり書いてくれています。

5年生は初の調理実習です。
「お茶会で団らんの時間を楽しもう」のめあてのもと,
緑茶とお月見団子を作りました。

次にやることは何かを見通し,必要な道具をそろえたり,並行して片付けを行ったりしていました!1回目からそれができるのはすごい!

分量を間違えて理想と違うものになった班もありましたが,栄養教諭の先生と一緒にリカバリーし,失敗から学ぶことも多くあったようです。

例年通り,お茶会の後には,使い終えた茶葉で,
「茶殻のつくだに」をいただきました。

これは子どもたちに毎年大好評で,栄養教諭の先生に自らレシピを聞きに行く子どももいます。

そして,持続可能な社会の構築の視点で,最後まで使い切ることや,ごみを減らすことの大切さの話につなげています。



この調理実習を皮切りに,5,6年生が調理実習ラッシュとなっています!!

安全第一で,こちらも集中して頑張ります!!

5年生_消費者教育A
2020/08/22
ひとつ前の記事の続きです。

買い物が売買契約だとわかった後の3時間目は,商品を選ぶ活動をしました。

「買い物アドバイザーとして,こちらのお客様にピッタリのキャベツを選んでください」と課題を出し,

「A,B,Cどのキャベツをおすすめする?」と聞くと,
「いやいやいや,決められません!」
「どうして?」
「値段がわからん」
「大きさも知りたい!」
「どんな見た目ですか?」と質問が殺到・・・

「じゃあ,どんなことが分かれば決められるのか,質問リストを作ってお客様に聞いてみよう」とすると,

「お客様,いつ使いますか?」
「お客様,産地にこだわりはありますか?」
「お客様,どれくらい使いますか?」
など,だんだん質問が具体的になってきました。

「今晩使って,半玉でよくて,明日から旅行で家空けるって!だったら半額のCに決まりじゃー!(^^)!」
最終的に,教師が解答として準備していたキャベツを選ぶことができました。

商品を選ぶのに正解はありませんが,目的や状況に合わせた最適解を出す経験ができたので,これから他のものを買う時にも,自分にとっての最適解を出せるようになってほしいと思います。

また,選ぶ際の観点として,「エシカル消費」を紹介しました。環境に,人や社会に,地域にやさしい消費のことです。商品のパッケージを出しながら,
「どこがやさしい?」クイズをしました。

自由にお金が使えない今の時期には,少し高くても環境や人にやさしいものを…という選択は難しいかもしれません。大人でもそうですから…。しかし,心の片隅に置いておくことは大切だと思います。

学習を生かし,かしこくてやさしい消費者になっていってくれることを願います。

5年生_消費者教育@
2020/08/22
5年生では「持続可能な暮らし方へ 物やお金の使い方」という題材の授業を行いました。

この題材は,今までいわゆる「買い物」の題材でしたが,今の学習指導要領では,売買契約について考えるなど,消費者としての意識を育てていくことが大切だと感じています。

1時間目は過去の買い物の失敗経験や上手く使えていない経験を振り返り,今まで「お金」ももったいない,「資源」ももったいない経験をたくさんしていることに気付き,「賢い消費者になろう」とめあてを立てました。

2時間目はクレープ屋さんのロールプレイングから,契約について考えました。
お金を払った後,
客「すみません,バスが来たのでキャンセルさせてください!」
このつづきを店員役,客役になって演じます。

店員役の子どもは,
「わかりました。またきてくださいね」
「もう作っているのでお金の払い戻しはできません」
「キャンセル料が発生しますがよろしいですか?」
など,経験をもとに店員の対応を想像して演じました。

「もう売買契約が成立しているから,客の都合で返金や返品はできないんだよ。もし今までそういう経験があったとすれば,それはお店独自のサービスだから,どこでも通用するわけではないんだよ。」と伝えると,

「契約していたなんて・・・!」
「慎重に買い物しないと・・・!」
と気持ちを新たにしていました。

(つづく・・・)

6年生_楽しくソーイング
2020/07/25
例年なら夏休みに突入しているところですが,2か月余りの休校を補うために,まだ学校生活が続いています。暑い中ですが,熱中症に気を付けて頑張っていこうと思います。

6年生はミシンを用いて袋の制作を行いました。題材導入で私が使っている歯磨きセットの巾着を紹介しました。これは,当時歯磨きセットを入れるのにぴったりの袋がなく,ジップロックに入れていたのを見かねた5年生が作ってくれたものです。(私の好きなパンダの柄まで…ありがとう)

子どもたちにも,今の自分や家族の生活をより豊かにするために,「誰」の「何に使う用」の「どんな形状の袋」を作ろうというめあてで計画を立てていきました。

まずはいろいろな袋を見比べたり観察したりし,袋にはどのような種類や工夫があるのかを発見しました。

そして,
・(自分)の(図書館に行くとき)用(トートバッグ)を作ろう
・(自分)の(そろばんに行くとき)用(ナップザック)を作ろう
など,目的を決め,それに合った袋を作っていきました。

子どもたちは,
「本を借りるときはたくさん一気に借りるからマチを5cmつけよう」
「図書カードも入れれるように内ポケットをつけよう」
「コンパクトに持ち運べるように折りたたんで留められるようにしよう」

など目的に合わせて工夫していきました。


昨年度から,大きさの決まっている袋のキットでどのように大きさを決める根拠を考えさせるかが悩みの種でした。市販の布だと,値段も高くなり,パーツをそろえるのも大変で,切れ端はロックミシンをかけなければ,ほつれてしまいます。

今回の学習を終えてみて,大きさを決める根拠は共通の課題を基に不織布等で試作する中で見つけ,実際の制作では,トートバッグのマチやひもの長さ・幅等で工夫の余地を出していくといいのでは…?と考えました。
しかしそれでは前後の活動が切れてしまう・・・!?

来年度のこの題材までにまた研究し精進したいと思います。。。

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