 |  | じゃんけんゲーム |  | | 2019/10/15 | 今回は,教育実習生と共に考えた第1学年の「長さ比べ」の導入の授業を簡単に紹介します。まず,先生対子どもで,「じゃんけんゲーム」という名の,黒板の端から端まで,決められた長さのテープをはっていき,どちらが早くゴールできるかという双六に似たゲームをすることを子どもたちに知らせます。グーで勝つと黄のテープ,チョキで勝つと緑のテープ,パーで勝つと赤のテープがもらえ,先生が勝つと青のテープというルールを知り,子どもたちはやる気満々です。ただし,この時点では,子どもたちはもらえるテープの長さは知りません。子どもたちは先生にじゃんけんに勝つ度に大興奮。パーで勝つと長いテープをもらえることを知った子どもたちはパーで勝ちたがります。順調に7回連続で勝った子どもたちは,ゴールまであとわずか!あと一度勝てば子どもたちの勝利!そこから先生の大反撃です。先生はわずか3回連続で勝っただけで,ゴールにたどり着いてしまいます。子どもたちからは大ブーイング!「先生だけとても長い青のテープを使うなんてずるいぞ」そこで,黄,緑,赤,青のテープの長さを比べて,本当に青のテープが一番長いのかを調べてみることになりました。このように数学的な見方・考え方を働かせて自ら問いをつかんでいく子どもたちの生き生きとした姿を見るのはとても楽しくなります。これからも授業の本質を見失わないように工夫しながら,楽しい授業づくりを目指していきたいものです。(兼安) | |  |