 |  | 飛び込み授業! |  | | 2022/10/04 | 今年度から,授業アドバイザーの際に,附属の先生が飛び込み授業をするというオプションが増えました。興味がある先生方は,気軽な気持ちで兼安まで御相談ください!今回はその様子を御紹介します。
先日,柳井市立新庄小学校で, 5年生に飛び込み授業をする機会をいただきました。たくさん発表したり, 友達の意見をしっかりと聞いたり,一生懸命に取り組む子どもたちばかりでした。充実した時間になり,うれしく思っています。おこなった内容は,算数科「単位量あたりの大きさ」の第1時です。 最近の子どもたちは,「密」という表現を用いて,混み具合をとらえる経験を十分にしてきています。とは言え,数値化して混み具合を比較する経験は,ほとんどありません。そこで,日常の経験を数学化していくことを一番の目標とし,「密」を「混んでいる」という表現に置き換えながら,混み具合について考えていきました。 授業の中で,特に私が感心したのは,子どもたちが聞かせてくれた語り初めの言葉です。 「だって,・・・。」「でも,・・・。」「じゃったら,・・・。」「その傾向から考えると,・・・。」「もしも,・・・。」と実に多岐にわたりました。 そこから紡がれた子どもの発言は,例えば,「じゃったら一人ひとりの空間を作ってみたら。」「もしも,シートが2枚だったらBの方が混んでいるとわかるよ。」などでした。どの語り初めの言葉からも,素敵な数学的な考え方が紡がれていました。私は,「このクラスの子どもたちは,日頃から担任の先生と授業に真剣に取り組み,頑張っているのだろうな。」と感心し,とてもうれしくなりました。 これからも算数を楽しみ,たっぷりと考える新庄小学校のお友達でいてくれることを願っています。どうもありがとうございました。(兼安) | |  |