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特別の教科 道徳トピックス 
きんのおの ぎんのおの
2021/06/07
1年2組の子どもたちは,学校生活にもずいぶんと慣れ,元気いっぱいに学習に取り組んでいます。今回は,5月の授業の様子をお伝えしたいと思います。

有名な教材である「きんのおの ぎんのおの」。附属光小では,「学研教育みらい」の教科書を使用しています。この教科書の教材を初めて読んだ時,「え?」と思いました。話の最後まで書かれていなかったからです。『神様が銀のおのを見せながら「おまえのおとしたおのはこれか。」と聞き,きこりはおのをじっと見る。』ところで終わっていたのです。

なぜここまでのお話なのだろう,と疑問をもち,他社の教科書を読んでみることにしました。他社の教科書は話の最後まで書かれていて,表現にもそれぞれ違いがあることに気付きました。

では,どの教材文を使うか。この授業のねらいを考えると,学研の教材文を使うことで,きこりと神様の役になり切ることに焦点化でき,正直に言うことと嘘をつくことについてしっかり比べることができるのではないかと考えました。

 実際の授業では,初めての役割演技に大はしゃぎの子どもたち。この話を知っていて,3本ともおのをあげる神様,うそをついたきこりに「おおうそつきー!」と怒る神様もいました。

 役割演技の後には,「おのをじっとみつめるきこりに考えたことを教えてあげよう」と問いかけました。そこでは,「うそをつかずに言うとすっきりするよ」や「本当のことを言うといいことがあるかもしれないよ。」と役割演技を通して考えたことをしっかりと伝えていました。
 学研の教材文を使用することで,役割演技を通して,うそをつくことや正直に言うことのよさを感じることができたのではないかと思います。

 教材文の意図,ねらいに沿った教材文の選定について考えた授業でした。

よろしくお願いいたします
2021/05/14
あいさつが遅くなりました。
本年度附属光小に着任しました,池永真依子です。1年2組の担任,道徳科を担当します。どうぞよろしくお願いします。

入学から1ヶ月が経ち,学校生活にもだいぶ慣れた子どもたち。道徳科の授業も4回行いました。今回は初めての道徳科の学びの様子をお伝えしたいと思います。

道徳科ってなに?道徳では何を学習するの?
そんな疑問をもつ子どもたち。

「道徳科は心の宝物を増やす時間だよ。」と伝えました。そして,心の宝物を増やすために大きく4つのテーマについて考えることを紹介しました。
◯自分の心を見つめる
◯どうしたらみんなとなかよく過ごせるか考える
◯自然や命について考える
◯学校や家族のことを考える

そのためにみんなで話し合ったり,演技をしたり,書いたりして考えます。
4つのテーマについて,子どもたちの日々の生活や行動,思いなどからしっかり考え話し合い,深めることができるように,授業作りに励んでいきたいと思います。
一年間よろしくお願いします。

【公開授業研究会】定番教材「二羽のことり」を扱って授業をします!
2021/01/05
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2月11日の公開授業では,教材「二羽のことり」(内容項目:友情,信頼)を扱います。
子どもの心を鷲掴みにする教材で,同僚の先生の中には,「○十年前の一年生のときの,二羽のことりの授業が今も心に残っているよ!」とおっしゃっておられる方もいらっしゃいました。
1年1組の子どもと楽しく,そしてしっかり「友情,信頼」について考えを深められる時間にしたいと思います。

また,道徳部は,内容項目をそろえて授業公開をいたします。協議会も共同で,小中一貫の取組につきましても,御意見いただけますと幸いです。

ぽっかぽか(学研教育みらい)
2020/10/09
内容項目「礼儀」を扱った授業です。教材には,主人公が挨拶をすることによって,友達と仲良くなったり,近所の高齢者の方が笑顔になったりする様子が描かれています。
教材の人物を演じたり,その演技の様子について話し合ったりすることを通して,挨拶をすることの気持ちよさを捉えられるようにしました。
ある子どもの振り返りを見ると,「あいさつをいったら,ありがとうと,じぶんにもあたたかいこころがはいってくるんです。」と書いてありました。挨拶の気持ちよさを「あたたかいこころがはいってくる」と感じ取る子どもの豊かさに改めて感動しました。
子どもの感性を大事にしながら,授業づくりを進めていきたいと思ったところです。

「ずいずいずっころばし」が流行っています!
2020/09/17
休み時間の光景です。
「ずいずいずっころばーし♪」と,どこかで歌が始まると,そこでみんなで輪をつくって楽しんでいます。

現在,1年1組では,国語の時間に遊んだことがきっかけになり「ずいずいずっころばし」が,大流行しています。
「お茶碗欠いたのだあれ!」
「ぎゃー!つかまったー!!」と,大盛り上がりです。
私自身遊び方を忘れてしまっていたり,「茶壷に追われての後なんだったけ?」と,歌詞があやふやだったりしたのですが(正解はトッピンシャンです),改めて遊ぶととても楽しいのです。
また,道徳科の「伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度」や生活科の「昔遊び」などの学習につなげて,より楽しさやおもしろさなどを味わえるようにしたいと思いました。

zoom自己紹介
2020/08/31
学活の実践です。夏休み前に取り組んだものです。
学級会を開くと「もっと学校を楽しくするために,隣のクラスの友達遊びたい」と子どもから意見が出たのですが,「コロナだからみんなで集まることはできないんよ。ごめんね」と説明していました。
ですが,私自身も何とかできないかともやもやしていたところ,zoom自己紹介を思いつきました。
授業の前日に,2組の池内先生と練習をしてみました。隣の教室だと近すぎで音を拾ってしまったり,タイムラグがあることがわかりました。そのため,1階同士の教室ではなく,1階と2階で離れて実施したり,一方が話しているとき,もう一方はしっかりと聞いたりすることを確認しました。
自己紹介については,国語科の学習と関連させて練習をしています。
本番は緊張していた様子でしたが,隣のクラスの友達の話を聞いたり,カメラに向かって話したりすることを楽しんでいる様子でした。
これを機会に,隣のクラスの友達とも,仲を深めてくれると嬉しいです。

サバンナの子ども(学研教育みらい)
2020/07/08
家族愛,家庭生活の充実を扱った授業です。
サバンナに住む家族や子ども(ラジャブ君)の生活を描いた教材です。東京学芸大学の永田繁雄先生の分類によると,子どもから遠い実話教材になるのかもしれません。このような教材には,自分の生活や生き方との比較が有効だと感じています。
ラジャブ君は,学校の前に牛の世話をし,下校後,水汲みの仕事を行っている同年代の子どもです。また,家族のための仕事を嫌だとは思わずに,進んで取り組んでいます。子どもはラジャブ君の働きぶりに触れると,「仕事がたくさんあって大変そう」と発言していました。そこで,「みんなは,学校の前と帰った後,家族のための仕事を何かしている?」と問いました。
子どもは,ご飯づくりや布団を畳むことなどに取り組んでいるようで,それをネームプレートを用いて,同じことをしている友達同士で整理しました。クラスの半分くらいが発言したのち,ある子どもが「ラジャブ君ほどしていないよ」とぼそっとつぶやきました。それに何人かが続いたため,「先生もみんなくらいのとき,お手伝いしていたかなー。お手伝いをあまりしていないよっていう人いる?ネームプレート貼りに来て」と指示をすると,残りの半分くらいの子がネームプレートを貼りに来てくれました。
多くの子どもが,家庭におけるラジャブ君の働きぶりと自分の働きぶりにギャップを感じていたようだったので,「ラジャブ君はこんなにたくさん仕事をしているのに,嫌だと思ったことはないんだってね。なんでかな?」と問うと,「家族も頑張っているから自分もがんばりたい」「家族が大切だから」と,家族のために進んで働こうとする理由を見出そうとする姿が見られました。
自分の生き方と教材の人物の生き方との比較を通して,共通点と差異点が現れます。自分たちから遠い差異点こそ,子どもにとっての本時における学習内容となるのかなと感じています。教材との差異(今回でいえば,そこまでお手伝いしていないなという発言)を発言することは,難しいことでもあります。できるだけ多くの子どもが(なるべく全員が)伸び伸びと発言できるように,学級づくりや授業づくりを進めていきたいと思います。

祝 第一回道徳
2020/06/02
先週の金曜日,ようやく第一回道徳を子どもと行うことができました。
扱った内容項目は,「正直,誠実」で,教材は,『きんのおの ぎんのおの』(学研教育みらい)です。
今回気を付けたことは,子どもが伸び伸びと発言できるようにすることです。第一回目の授業ですから,子どもも道徳の授業では,どのようなことを発言すればよいのか見通しが立っていないだろうと思いました。授業の中で,子どもの発言を価値付けることで,道徳科の学び方について見通しをもてるようにしました。
授業の流れは,次のようなものでした。
@子ども全員がきこり,教師が神様になり,きこりの様子を動作化させました。体を動かし楽しく学べている様子でした。
A代表者を1名決め,銀の斧を持ってきた場面の続きを役割演技させました。演技をしていた子は,「銀の斧ではありません。」と発言したのですが,このとき,演技を見ていた子どもから,「私なら,そうですというよ。だって,銀の斧がほしいもん。」と,伸び伸びと自分の考えを発言する子どもが何名もいました。最初の授業にして,大変素晴らしいことだと感じました。いろいろな考えがクラスでたくさん表出されることを価値付け,子どもの姿を基に学び方に見通しをもたせることができたと思います。
B「銀の斧を使うと心がもやもやする」という発言があったので,次の日から銀の斧を使ったときの気持ちと自分の斧を使ったときの気持ちを動作化し比較させました。心のもやもやを体感できたようです。
C振り返りとして,嘘をついたときの気持ちを表情図で表現させました。ここは私の失敗でした。子どもの中に,笑顔の顔をかいている子どもがいて,確かになと思いました。嘘にも,冗談が含まれることがあります。授業の中で,そのことについて発言していた子どももいたので,子どもはよく考えているなと思いました。振り返りの在り方については,今後の私の課題です。子どもは一生懸命最後まで考えていて本当に素晴らしいなと感じました。
今後も子どもと学び,子どもに学ばせてもらいたいなと思いました。

今年もよろしくお願い致します
2020/05/08
道徳科を担当させていただいております,久保田高嶺です。今年も引き続き,1年生の担任をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願い致します。
新型コロナウイルスの影響を受け,学級の子どもや先生方と共に学ばせていただく機会がもてていませんが,「学校が楽しみです」「落ち着いたら一緒に勉強しましょう」と声をかけていただくことが励みになっているなと感じます。今のうちにも読書などに励み,自分自身の学びを深めていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

第8回「特別の教科 道徳」学びの会の延期について
2020/04/14
第8回「特別の教科 道徳」学びの会について,5月に行う予定としておりましたが,感染症拡大防止の観点より延期とさせていただきます。開催期日については,改めて御案内させていただきます,今後ともよろしくお願い致します。

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