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MY SUMMER VACATION!
2022/09/15
Hello! 外国語科担当の石津です!

みなさま,夏休み明けの学校生活はいかがですか?
そろそろ体が学校モードになってきた頃かと思います。

夏休みは遠出がなかなかできなかったですが,
私はそうめん流しをしたり,花火をみたりして,夏を満喫しました♪

夏休み明けから6年生は「過去を表す表現」についての学習が始まるので
最初の授業は「夏にまつわる言葉」のみでビンゴをして楽しみました。
(Ex) watermelon, fireworks, sea, fishing, など…
ここで使った言葉が今後の学習のヒントに…なればいいな…!


実際に子どもに指導するときは,「過去形」という言葉は使わず,
あえて「過去を表す表現」と言っています。
語順への気付きは小学校段階で求められていますが,
文法指導ほど細かく行う必要はないと思いますので,
「『〜した』という過去のことを言いたいときは,この言葉を使うよ。」
と伝えています。

難しいことは中学校に行ってから,学んでね!の精神です。
今はとにかく音に慣れ,表現に慣れ,それを活用してコミュニケーションがとれる!
を大切にしたいと考えて授業をしています。


話を戻しますが,6年生には夏にまつわる言葉の学習を終えたのち,
さまざまな英語表現を学習してきました。

自分のことを世界に発信するSNSはこれからも子どもたちの
身の回りにあるでしょうから,それを活用して
私たちも思い出をデータで残そうという単元の導入を行いました。

実際にネット上へ子どもの記事をあげることはできないので
クラス内で自分たちの記事を読み合って,「イイネ!」をし合いたいと考えています。


そのためには,未来のことではなく過去のことを伝える表現が必要!
“went to”や“ate”について先週学習し,今週は“saw”と“enjoyed”を学びました。

どれもまずは発音に慣れるため,ゲームを多めに行いました。

子どもたちのノリが良かったのは,“I saw QUIZ”です。
黒い画面の中に少しだけ隙間を開けて,後ろに見えたのは何か,
答えるときは,“I saw **!”と伝えます。

キャラクターバージョンで作った私のクイズに
子どもたちは前のめりで取り組んでくれました。

そこで,その後,子どもたちにも“I saw QUIZ”を作ってもらいました。

子どもたちにイラストを描かせると画力の差によってわかりにくかったり
描くのに時間がかかったりするので,既習表現の復習もかねて
図形をイラストに描かせました。

ワークシートに描かれている5つのものの色と形を10秒間で覚え,
“I saw”を使って答えます。


少し頭を使うゲームで,自分が作ったものを使って遊べるということで,
先程のクイズよりも子どもたちの姿がより意欲的になっていました。

ただ練習するだけよりも,楽しく音に慣れ,そしてその後活用できるのが
私の理想の一つなので,今回は大成功でした!


“enjoyed”の学習では,テトリスゲームをアナログ的に行うことで,子どもたちは
また遊びながら英語表現に慣れ親しむことができたので,暑い日の午後でも
しっかり学習に取り組めていました。

最後に夏にまつわる言葉を見せて,過去にしたことを伝えるには
どの表現を用いるといいかを数枚行いましたが,
その際にしっかり使い分けもできていました。


来週は,それに付け加えて感想を伝えられるように学習を進める予定です。

子どもたちの思い出を紹介するのに過去形を必要とする場面をもう少し
作りつつ,思いのこもった記事にしていきたいと考えています。

また次回,どのような記事になったかをトピックスでお知らせします!
それまでお待ちください^^☆
Thank you for reading! See you next time!

評価のポイント〜石津流〜
2022/07/19
Hello! 外国語科担当の石津です!

7月1日(金)の授業づくり研修会に御参加いただき,
ありがとうございました。
外国語科・英語科について,少しでもお悩み解決につながったり
授業づくりについて意欲がわいたりしたのであれば嬉しいです^^



とうとう明日が終われば夏休み!
多くの学校では,成績を出し,所見を書いて,あゆみを渡すのでしょう。

それに外国語の評価が難しいという話をよく聞きます。


以前,専科をしているときは,
1学期だけで300人分の所見を書いていました。
子どもたちの姿から頑張りはよく見えているので,
所見ならいくらでも書けるのですが…

これを評価するとなると,どうしても基準が必要になってきます。
しかし,この基準が学校裁量なので,
どうやって決めたらいいのか,わからないという想いを
抱かれる先生が多いと思います。

では,他の教科はどのようにしているでしょうか?

国語科では,きっと子どもたちの意見文を見て,先生が授業をされた際に
ポイントとして伝えたことがおさえられているか,
算数科では,問題を見て,なに算になるのかを言葉や図などを用いて説明できるか,
などをチェックするのではないでしょうか?

外国語科の評価も変わりません。
授業時間に何を指導したのか,それができたか。
指導した内容を踏まえて,自分の気持ちを伝えているか…

様々な言い方がありますが,私は評価をする際に
自分が何を目標として授業を作り,教えたことは何か。
それをどう生かしているか,をみて評価しています。

これが「指導と評価の一体化」につながるのではないかと考えています。

あらかじめ,単元構成を考えるときに決めた目標を軸として
授業を構成したのであれば,評価をするのは難しくありません。

後付けで評価しようとすると難しくなります。
だからこそ,準備は大変かもしれませんが,
単元に入るまでの準備がとても重要です。

夏休みに入り,少し時間に余裕のできる方は,9月の授業を考える際,
単元の目標と単元構成をいつもよりしっかりと考えてみてはいかがでしょう?

何か見えてくるものがあるかもしれません☆



自分の授業の最近は…

*5年2組のDream Scheduleを作って先生におねだり!
*低学年の道徳教材をマンガ化して,グループで演じる!!
*夏休みの希望(起床・就寝時刻)を伝える!!!

などを行っています。

今日で夏休み前最後の授業でしたので,子どもたちには
“This is my summer vacation!”を伝え合いました。

夏休みでも早起きする子,夏休みだから遅くまで起きておこうと思っている子,
様々な予定が見られ,とても興味深かったです。
しかし願うのは,健康的な生活です…
9月に学校に来て,ばてないように生活していってほしいですね…


そして,今日で4月から共に英語を教えてきたALTが最後ということで,
メッセージカードを渡しました。

お別れは寂しいですが,また夏休み明けから
附属光小学校の英語力を高めていくために,
子どもたちと励んでいきたいなと思います。

暑かったり,大雨だったりで,心配事が絶えませんが,
このページを見てくださった方が有意義な夏休みになりますように!

また次回もお読みくださいね^^☆
Thank you for reading! Have a good summer vacation!!

When is your birthday?
2022/06/26
Hello! 外国語科担当の石津です!

梅雨入りして,雨の日が続いたり,ちょっと晴れたり…
附属光小では水泳学習が始まっているので,
子どもたちはてるてる坊主を教室に飾って晴れを祈っています☆

なんともかわいらしい彼らとの学習について,今回も御紹介させていただきます。


8日間,前期の教育実習として,山口大学の長廣先生と授業を行いました。

誕生日を伝えることと,相手に尋ねることを
メインの活動とした授業を行ってもらいました。

実習が始まる前から,教生先生と打ち合わせをしておき,
長廣先生と,自己紹介や日常会話の中で,先生の誕生日を
絶対に言わないでおこうと話をしました。

それはなぜか…
子どもたちに知りたいと思わせ,それを学習の動機にしようと考えたからです!


長廣先生との1つ目の授業で,”My birthday is ** **.”と伝えられるようになったので,
子どもたちと長廣先生とで名刺交換をしました。

しかし,長廣先生の名刺は誕生日が空欄に…

すかさず子どもたちは,
「え,先生の誕生日空欄じゃん!」
「先生の誕生日,知ってる?」「知らん!」
と口々につぶやきだしました。

子どもが「先生の誕生日はいつなんですか?」と聞いてきたとき,
私と長廣先生は心の中でガッツポーズでした。

「知りたい?そしたら,英語で質問できたら答えるよ!」

これで,子どもたちは次回,長廣先生に誕生日をたずねたいという
「思い」をもって次回の授業に臨めます。


この「思い」があるかないかで,子どもが授業へどのくらい本気で取り組むか
決まってくると思います。

次の授業では,この思いから,先生に聞きたいという「目的意識」をもって
学習に取り組んでいました。


授業を行う前に,しっかり種まきする(今回は一切誕生日を明かさない,名刺の誕生日の欄を開けておくこと)ということが,大事だなと感じた瞬間でした。

毎回これを行うことは難しいかもしれませんが,
こういった工夫があると子どもたちは前のめりで授業に取り組んでいき
もっと言いたい!話したい!英語の勉強がしたい!と
ポジティブなスパイラルに入っていくことができると思います。


そのため,どこでどのような種をまくか,どのような布石を置いておくか,
考えて単元構成や授業構成をしていけたらいいなと考えています。


さて,そういった内容を詳しく授業づくり研修会ではお話させていただきます!

参加申し込みをされた方々!
御参加,ありがとうございます。
参加された方々が充実した研修会となるように,準備を進めております。
当日,お待ちしておりますので,よろしくお願い致します!

今回参加ができなかった方も,いつか一緒に,
外国語科・英語科の授業についてお話できると嬉しいです!
今後とも,よろしくお願い致します。

また次回もお読みくださいね^^☆
Thank you for reading! See you next time!

Communication is important!
2022/05/18
Hello! 外国語科担当の石津です!

私が担任する5年生は,宿泊学習の代替行事として,
学校でパン作りやAFPY,陶芸体験を行い,
次の日に大田原自然の家に赴き,ピザ作りやメダル作りをしました。

なかなか火が付かない中で子どもたちは,どうしたら火が付くのか,
すぐ消えないようにするにはどうすればよいのかを話し合って解決していきました。

火が付いたとき,子どもたちからは歓声があがり,達成感を感じている様子でした。


自然の家での活動は,私は雨の中で少し肌寒さを感じましたが,
子どもたちは元気に取り組み,窯で焼いた出来立てのピザをおいしくほおばっていました。


自分たちのできないことができた時の喜び,どうしたらできるようになるのかを
考える力は授業以外でも学べるということを体感しました。


そして,その経験を学習に結びつけることができたら
きっと授業が自分事になっていくのではないかと思いました。

だから,私は子どもたちとの日常生活でのコミュニケーションを欠かしません。
今何に興味があるのか,どんな経験をしているのかを常にsearchして,
学習内容をより身近に感じることができるようにしています!


では,それを外国語科の学習にどうつなげるか。

まだ5年生の段階では,文章で語り合うことは難しいかもしれません。

ですが,例えば「空気って英語でなんて言うの?」と尋ねると,
知っている言葉であれば“air”と返してくれたり,
知らなかったら,「えー?Kuuki?」「何か知っている言葉ない?」と
尋ねることで会話が続いたりします。


そうやって考えることをクセづけていくと,自分の思いを伝えるには
どの言葉を使えばいいのかな,と考える子どもたちが増えていくのではないでしょうか。

これが,外国語科における「見方・考え方」につながります。


言葉は使ってこそ身につくものです。

少しずつ復習したり,新たな言葉を知るきっかけにしたりする場面は
授業内外,いつでも,いくつあってもよいのではないでしょうか?


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先日,5年生は新しいALTの方に自己紹介しました。
本校に来校するALTは2人いるため,それぞれに自己紹介を行いました。

2回目の自己紹介では,前回の反省を生かして改善したうえで
チャレンジする子どもが多かったです。


「今日は,ジェスチャーを増やしたり紹介することを増やしたりしたけど,
ばっちりできました。」
「英語で自己紹介をするのは簡単だと思っていたけど,意外に難しかった」
「大きな声で聞こえやすく話すことはできたけど,迷ってしまうことがあったので,
次は自信をもって話したい。」
「緊張してジェスチャーがあまりできなかったので,次は頑張りたい。」

様々なふり返りがありましたが,どの子も自分の成長と課題を感じていました。

また,もっと向上させたいという意欲も感じられました。


少しでも良いものにしたいという気持ちが英語の力を伸ばしていきます↑↑
私は,指導者としてそんな彼らの手助けをしていきたいです!


そこで!お知らせ!
子どもたちの英語力を向上させる手助け(授業)について,
7月1日(金)に研修会を行います。
オンラインで小学校外国語科・中学校英語科の授業づくりについて,
セミナーを開くので,興味のある方は御参加ください。
一緒に授業について,話したり,悩みを解決したりしましょう!


参加については,附属光学園にチラシを掲載しておりますので御確認ください。

初任者の方には,校外研修に認定できるように,初任研オプションが設定しています。
ぜひ,外国語科の授業づくりの基本を身に付け,英語を楽しみましょう♪

また次回もお読みいただけると幸いです^^
Thank you for reading! See you next time!

The First English Class!
2022/04/14
Hello! 附属光小学校で外国語科を担当する石津です。

附属光小学校での勤務は3年目となりました。
そして,今年度は5年2組の担任も務めさせていただきます。

27人とともに,
「喜びであふれるよう 努力を積み重ね 愛しい友や家族とともに 楽しい日々を!」
めざし,合言葉は「喜努愛楽」で頑張っていきます^^

よろしくお願い致します。


さて,新学年が始まり,一週間経ちました。
高学年となっての最初の一週間は,新たな生活リズムに慣れたり,
委員会活動を行ったりして,大変なこともありましたが,
お互いに声掛けあって,励まし合って過ごす姿がたくさん見られました。


そんな彼らと初めての外国語科の授業を行いました。
今まで外国語活動であったので,何が違うのか,
何をめざして学ぶのかなどの話をしました。


附属光学園の外国語科・英語科部で目指す子どもの姿は
「英語で雑談のできる子ども」です。

附属光小学校では,1年生から外国語活動の時間を取り入れているので,
今までたくさんの英語表現に触れてきたと思いますが,
これらを今度は活用して自分の考えを伝えたり,
相手の考えを尋ねたりしていくことができるよう,
より英語表現を獲得してきたいと考えています。

昨年度とは違うALTの方への自己紹介を単元の最終目標として,
Lesson1を構成しています。明日はその2時間目。

子どもたちの好きなものを伝え合ったり,
相手に尋ねたりすることができるようGoalを設定しました。


自分の情報を開示しつつ,相手との共通点を見つけていくことで,
良好な関係を築くきっかけになると思うので,大切な表現です。
“I like MOOMIN!” や”I don’t like cheese.”など,
自分のことをしっかり伝えていってほしいです。
(これらは石津の情報です…)

また,子どもたちのことを知りつつ,
自分たちの英語力を高めていくことができるように,今年度励んでいきます。

★子どもが「言いたい!」と思える
★言いたいことを英語でいうことができる。
★言えたことを実感できる
今年度もこのことを意識して,
これからも外国語科の授業づくりに励んでいこうと思います。


【NEWS!!】
7月1日に,外国語科・英語科の授業づくりについて,
オンラインセミナーを開く予定ですので,興味のある方は御参加ください。
一緒に授業について,話したり,悩みを解決したりしましょう!


もしよろしければ,また次回もお読みください。
今年度も附属光学園の外国語科・英語科部をよろしくお願い致します。
Thank you for your reading! See you next time!

Welcome To Our Online Meeting!
2022/01/28
Hello!
外国語科担当の石津です!
今回は,皆さまにお知らせです。


来る2月11日(金)に,第1回 小中一貫教育研究協議会をオンラインで開催します!

 「well-beingにつながる学び(1期) 〜教科等の本質に迫る授業づくりを通して〜」の研究テーマのもと,「おもいで,ぽろぽろ 〜My Best Memory〜」の授業を提案します。

どの教科書にも用いられている教材と思いますので,実際に授業をされている先生,外国語科の授業に興味のある先生,どんな方でも大歓迎です!



#well-being 

 本学園では,“Well-being”を「個人だけでなく,社会や地球環境まで含めた全体的に良好な状態」と捉えています。

 教科等の本質に迫る授業で身に付けた資質・能力を,人生において自在に発揮できる子どもを育成することができれば,社会が抱える複雑で困難な課題を解決していくことができ,“Well-being”の実現につながるのではないでしょうか。

 今回は,“Well-being”と教科の関わりについて研究を始めて1回目の研修会となりますので,皆さまと一緒に理解を深めて行けると幸いです。



#外国語科の本質に迫る授業

 本学園の外国語科部では,「既得の知識や経験を生かしてコミュニケーションを図ろうとする子どもを育成する授業」が,教科の本質に迫る授業と考えています。

 本単元においては,様々な思い出や経験がある中で,どの英語表現を用いると考えを伝えることができるかを思考しつつ,状況の異なる相手と「その場で」やり取りをする姿が,教科の本質に迫った子どもの姿だと考えています。

 簡単に言うと,本学園の9年間でめざすのは,「英語で雑談ができる子ども」です。

 即興的に話せる子どもたちを育てるために,授業実践を通して皆様と意見を交流できたら嬉しいです^^



今回の協議会では,

・“Well-being”とは? 外国語科の学習と“Well-being”とのつながりは?
・見方・考え方を働かせている子どもの姿 “Theme Talk”の実践を通して
・(ちょこっと)評価について

以上の内容を,御参会の先生とざっくばらんに話していきたいなと思います。
お時間がありましたら,ぜひ協議会に御参加ください!

お待ちしております!!!!!!!!!

ここまでお付き合いいただき,ありがとうございました^^☆
もしよろしければ,次回もお読みいただけると幸いです。
Thank you for reading! See you next time!

初心忘れず,Love English!
2021/12/16
Hello!
外国語科担当の石津です!
今回は,徒然なるままに,最近感じたことを述べていこうと思います…


Christmas is around the corner!!
もうすぐクリスマスですね!

“** is around the corner!”という慣用句は,私が高校生の時に授業で習いました。

授業のなかで,“corner”という「角」を表している言葉を使って,もうすぐだということができるのにすごく不思議に思ったのです。

英語や日本語をそのまま訳すことが当たり前と思っていた高校生の私には衝撃的な学習でした。


その後,大学で翻訳について,授業を受けた時,「はらぺこあおむし」の翻訳の仕方について学びました。

ここでは,英語の持つニュアンスを崩さないように本にするには,日本語に直訳すると失敗してしまうということを学びました。


学校の先生として,外国語科の授業をされている方は,子どもたちがすぐに英語に訳そうとする姿を何度も見てきていると思います。

例えば,「ぼくは体育ができない。」をある児童は,“I can’t P.E.”と伝えていました。

日本語をそのまま自分の知っている英語に変えていったのだと思います。その姿勢はすばらしいです。ですが,文法として間違っているので,先生としては正さねばなりません。


では,なんと英語で言ったらいいでしょうか…。


子どもが伝えたかった,日本語の「できない」は,きっと技能的に上手にできないという意味だと考えられます。

体育の授業として,一生懸命学習には取り組んでいるはずなので,“I can’t study P.E.”は不適切でしょう。


そこでALTと考えた結果,“I can’t do P.E. well.”がいいのではないかという話になりました。

子どもたちの知っている英語表現で,なおかつ彼らの言いたいことを伝えることができるようにするのはすごく大変です。

しかし,それを言えるようになったと,笑顔になる子どもたちを見ると,こちらも嬉しくなります^^♪


もう一つ,外国語科の授業をしていて,最近嬉しかったことがありました。

「国内旅行,行くならどこか。」を考え,友達にプレゼンし,“Go To Travel Ticket”をもらえるようにするというゴールで学習し,実際にスピーチをし合いました。

その際,“You can okonomiyaki! You can USJ!”と動詞を抜かしてしまう子がいました。

彼に,「食べるのeatとか,行くのgo toとかが抜けてるよ!」と伝え,一緒に少しだけ練習して,スピーチ合戦の中に返しました。


その授業後に,彼がひょこっとやってきて,

「先生に言われたから,そこを意識してやったら,チケット1枚もらえた!」

と伝えてくれました。


私は,文法を正しただけでしたが,そこを意識してきちんと伝えることができたからこそもらえた1枚だと思います。

彼が報告に来た時は,すごくステキな表情をしていました。

自分の言いたい!伝えたい!が実際にできたことで少し自信になったのだと思います。



この「思い」を大切にしていきたいものです。


他言語を学習するのは難しいところもあります。

だからこそ,学ぶためのモチベーションをいかに高めていくか,継続させていくかを考えないといけないな,と改めて思いました。


2021年がもうすぐ終わりますが,子どもたちと「思い」を大切にした授業は,これからも意識していきたいと思います。


ここまでお付き合いいただき,ありがとうございました^^☆
もしよろしければ,次回もお読みいただけると幸いです。
Thank you for reading! See you next time!

Who can do this?
2021/11/19
Hello!
外国語科担当の石津です!

今回は,5年生の外国語の授業について,御紹介します。


“can”について学習する単元で,「家族や周りの人について紹介し,クイズを出し合うこと」を最終ゴールとして学習を続けてきました。

子どもたちは,自分のできることやできないことを友達に伝えたり,相手にできるかどうかを尋ねたりして,“can”や“can’t”の使い方,“Can you **?”と相手に尋ね方を練習しました。

そして,自分たちの紹介したい人にインタビューして,情報を集めてくるという宿題を出し,そこで得た情報を基に,グループでクイズを考えました。


昨年度,5年生の同じ単元では,校内の先生たちの中から“Super Teacher”を探すという目標で授業を考えたので,実際に先生たちにインタビューして,紹介しました。

校内の先生でやるメリットは,実際にインタビューしたり,ビデオレターを作って見せたりすることで,自分たちの学びを目の当たりにすることができることでした。


しかし,今回は自分の身近な人というテーマで行いました。

子どもたちの紹介したい人について話をするということで,「言いたい!」という思いをもつことは,昨年度より高められたと思います。

ただ,教師が子どもの学びを見ることができないので,授業者は何を目的として単元を組むかによって,どういう人を対象として紹介するかを決めないといけないなと思いました。



さて,実践の内容説明に戻ります。
今年度から,一人一台,ICT機器が手元にあるということで,それを持ち帰って,可能であれば写真を撮らせていただくということをやってみました。

すると,今までやったことのない宿題だったからか,子どもたちの宿題へのやる気up↑を感じました!

5年生の学習に携わっていただいた皆様,御協力ありがとうございました。


各々たくさん質問してきてくれたので,多種多様な「できること」が集まりました。

そして,グループ代表に一つのスライドのデータを渡し,簡単に紹介できるように写真やイラストをまとめてもらいました。


今後,なにか紹介する際には,プレゼンテーションソフトを活用することもあると思います。
今回その練習にもなったかなと思います。


クイズ大会当日,身近な人について紹介する子どもたちは,とても楽しそうでした。

まだまだ,みんなの前でスピーチをすることに慣れておらず,クイズ大会当日は緊張していた様子でしたが,全員言い切ることができました。


今回の反省としては,意欲付けは◎,練習時間の確保ができず,緊張をほぐしてあげることができなかったのはこれからの改善点です。


次の単元では,「国内旅行,行くならどこか。」を考え,友達にプレゼンし,“Go To Travel Ticket”をもらえるようにするというゴールで学習していく予定です。
Ticket争奪戦に勝利するのは,どの子でしょうか??

ここまでお付き合いいただき,ありがとうございました^^☆
もしよろしければ,次回もお読みいただけると幸いです。
Thank you for reading! See you next time!

Keep going! English must go on.
2021/10/23
Hello!
外国語科担当の石津です!

〜近況〜
本校は,本日が秋季大運動会でした。
教育実習と期間が重なっていたので,子どもたちにとっては,少し慌ただしい期間がありましたが,一人ひとりが優勝に向かって,励んでいました。

しかしながら,我が6年2組が所属する赤組は「準優勝」でした。
「優勝」は逃してしまいましたが,きっと全力を出し切ったことで,悔いはないでしょう。
この運動会での学びを,実生活の中で生かしていきたいものです。


〜外国語科の授業について〜
本題に入ります。最近の外国語科の授業の様子について,御紹介します。
6年生は,前回のトピックスの授業や教生先生との授業を経て,自分の将来についてのやり取りを2分間の動画に残しました。

2分間,将来についての話をやり取りするという制限を付け,あとはどのような話をしてもよいこととしました。

子どもたちは学習した内容を生かして,やり取りしつつ,質問だけだと話す内容が尽きてしまい,2分間続けることができないということで,他にどんな会話をしようかどうか,考えを巡らせながら取り組んでいました。


中でも印象的だったのは,友達と英語を用いてやり取りするということに積極的なところです。

6年2組の子どもたちは,普段からよく意見を交流したり,発表したりする児童が多く,休み時間には,友達や私と話して笑って…誰かがボケるとツッコミが入って…と愉快で明るいクラスです。

普段の日本語でのやり取りもたくさんあるクラスなので,英語でのやり取りを,難しいと感じている児童も,全員が何とか話を続けてみよう!という姿勢で取り組んでいる様子が見られます。

学びに向かう姿勢はPerfect!ですね^^

そんな彼らだからこそ,外国語の力も高まってきています。


最初に2分間練習として,お隣さんとTheme Talkをしても,そのあとに言えなかった言葉を尋ねると,質問がどんどんやってきます。

言いたいことを伝えるために,どうしたらいいかを考え,身に付けたいという思いをもつ。
意欲的な彼らとの授業は,私自身やっていてとても楽しいです♪

外国語科は,コミュニケーションの学習でもあると私は思います。
それは外国語科の授業内だけの話ではなく,日頃からの学び方・過ごし方にも影響してきます。

ただ学ぶだけでなく,それを生かしていくことができる。
そんな子どもたちを育てていきたいと思っています。


〜今後の目標〜
Theme Talkを行うことで,学習したことを定着させたり,復習したりすることができるのですが,なにせ時間がかかるのが最大の課題です。

毎回これを行っていると学習が進まないので,どうすれば子どものやり取りする力を高めることができるかを研究していきたいと考えています。


これを読まれている方の中で,もし先生がいらっしゃいましたら,参考になるような何かを見つけていきたいと思っていますので,次回もお読みいただけたら幸いです。

ここまでお付き合いいただき,ありがとうございました^^☆
Thank you for reading! See you next time!

目標は高く!高みをめざしている途中です…
2021/10/04
Hello!
外国語科担当の石津です!
(今回長めです…)

本校は,前期後期制ですので,先週の月曜日から後期となりました。

そして同時に山口大学の学生たちが教育実習に来ています。
制約がいろいろとある中ではありますが,子どもたちは教生先生と過ごせる日々が楽しいようです♪

私自身,附属光小学校で実習をした経験があります。
あの頃の自分と比べると,今は多少教員として経験を積み,成長できているかなと思いますが,まだまだこれからのところもあるので日々精進だなと思っています。


特に先週はこう思った機会があったので,今回はそれについて紹介しようと思います。

10月1日に,教育実習生と本校の教員を対象に,示範授業を行いました。
授業した単元は「自分の将来の夢について語る」ことをメインとしています。
そこで,私は単元の最終目標として「自分の夢について,友達と即興的なやり取りをすること」としました。

小学6年生ということで,中学受験を考えている子や将来の夢を具体的に考えている子が多く,言霊を信じ,自分の人生設計について友達とやり取りができたらいいなと考えています。

そこで,私は「〜したい」を伝える学習をメインとした授業を組み,先生方に披露しました。
5年生のときに,“I want to be a doctor.”や“I want to go to Okinawa.”など,基本的な表現については学習しているので,今回は理由までつけていうことを目標にしていました。


授業をして自分で考えたことやいただいたお気付きから反省したことを3つにまとめました。
(こういった反省を載せるのはどうかと思われるかもしれませんが,私の失敗談を基に,このトピックスをご覧いただいている方の授業に生かしていただけると思うので,赤裸々に描かせていただきます。)

反省1:授業者が意図したことが子どもの中でうまくつながらなかった
反省2:時間をとる場所,流す場所の判断が難しかった
反省3:活動と目標の関連性が低かった


反省1について
 今回,“I want to 〜.”は子どもたちの中で既習の英語表現なので,新たに学習しなくてもできます。そこで私は,「〜〜〜だから,**がしたい。」と理由までつけることを目標としていました。今までも何度か理由付けを学習してきましたが,1文で伝えることはあまりしていなかったので,そこをめざしたかったのです。

 しかし,私の指示や声掛けが思うようにできておらず,子どもたちは「明日,自分は何がしたいか」を伝えることで終わってしまいました。

 目標まで子どもたちを高めることができなかったと反省しました。

 また,この時間のめあても「したいことを伝えて,会話のキャッチボールをしよう!」というものでした。要は明日したいことについて,子ども同士でやり取りをしてほしかったのですが,伝えて終わってしまいました。

 やり取りする時間がなかったという反省もあります。これは反省2にもつながってきます。
 時間がないので,子どもと私で授業の最後に数名やり取りしました。しかしこれでは,子どもの成長にはなりません。今回の一番反省すべき点だと思いました。

⇒ 「明日」や「先生の年齢になったら」と具体的な場面を提示したことはよかったのですが,やり取りする機会を必ず設けることを次回からは気を付けたいですね。また,理由までいうことなどを指示やゲームの中で伝え,子どもが何がゴールかをはっきり意識できるようにmodelを見せるということをしなければなりません。

反省2について
 今回の単元では,「即興的なやり取り」を求めたいので,授業の導入で“Theme Talk”を帯活動として取り入れています。あるテーマについて,2分間友達とやり取りするというものです。

 一般的な“Small Talk”とあまり変わりませんが,私はテーマをこちらで指定して,そのまま雑談のような話ができるようになってほしいので,「絶対このフレーズを使う」という指定はしていません。
 
 そのあとに,言えなかった表現や言葉を確認して,再度ペアで行うということを1セットで行っています。

 このやり取りに時間がかかってしまい,のちの活動ができなくて終わってしまいました。
Themeを出すのにも時間をかけてしまったのは,反省です。

 このやり取りの練習が,その後の活動にもつながると考えていたので,あまりないがしろにできないのですが,テンポ感を考えると,もっと短時間で行えるようにしなければならなかったと思います。

⇒ Themeはさっと,いらない間を生まない,授業内での活動数を減らすなど,時間を意識した授業構成を再度検討するようにすべきでした。


反省3について
 今回,“Lair Game”という嘘をつくゲームを用いました。イラストの描かれているカードを持っている人は,それがしたくなくても,それがしたいと言わなければならないというものです。

 ここで,やり取りを必然的にしなければならない場面にするためにこのゲームを用いたつもりでした。お互いがやりたいことを伝えるだけだと,誰が嘘つきなのかわからないから,相手に質問しなければならないと考えたのです。そうすると,さまざまな質問をするのではないかと予想していました。

 子どもたちは“Why?”とよく私に質問してきます。そこで,このクエスチョンを相手に伝えると,理由を答えなければならない,そうすれば自分の考えを相手にどう伝えたらよいかを思考すると考えました。

 理屈ではよさそうだったのですが,実際やってみると,まず質問ができない,何を聞こうか悩んでしまう,または相手のことを知りすぎて,やりたいことを伝えるだけで嘘だとばれてしまうことがあるなどの問題点がいっぱいでした。

 ここまで子どもたちのことを予想できていなかった私のミスですね。

⇒ 目の前の子どもたちがどこまでできるかを過大評価せず,ちょっと上のレベルでの活動を考える,活動する際の指示とゴールを明確にするなど,配慮していきたいですね。


授業が終わって,正直悔しい思いでいっぱいになりました。

同時に,子どもたちが難しかったであろうこの授業に必死についてきてくれたことが嬉しく,いろいろな感情があって涙が出そうでした。


授業に関しては,私の伸びしろがあるとポジティブに受けとめ,これからも成長していくしかありません。

たくさんの方の授業に生かしていただけたら幸いです。


私も自身の反省を基にもっともっと成長して,「外国語科の授業は,石津なら間違いない。」と言っていただける日をめざしていきたいと思います。

反省というと,悪いところがよく目立ちますが,いいところは自分でいうのは恥ずかしいので,改善点だけを記載させていただきました。


目標は高く!
夢にときめけ!明日にきらめけ!めざせ外国語マスター!
(ちなみに今回の単元は,このキャッチフレーズを単元名にしています…)

ここまでお付き合いいただき,ありがとうございました^^
もしよろしければ,また次回もお読みください。
Thank you for reading! See you next time!

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