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どれがichiban?(研究発表大会A)
2024/03/27
Hello!
附属光小学校で外国語活動・外国語科を担当する石津です。
また期間があいてしまい,申し訳ございません!あっという間に3月!年度末です!

研究発表大会の様子やその後の授業についての続報です!

さっそく授業について!
授業では,子どもたちに選択の場を設けました。(ここまでは前回紹介しましたね)


そこからは自分の言いたい言葉以外も含めて英単語の練習をしました。
クラスの子どものなかに,休日に家族で見て,お気に入りだという「オオサンショウウオ」を言いたいという子がいました。

私の英語力ではとっさに出ず…
でも,子どもの「言いたい!」という想いを大切にしたいので,すぐ調べました。

みなさん,英語で「オオサンショウウオ」をなんていうか知っていますか…?
“giant salamander”っていうようです。

それをその子に伝えると,すごくうれしそうに伝えていました。
この笑顔を大切にして授業をしていきたいです^^★ミ


その後は子どもの座席をワークシートに表し,インタビューしあって,クラスメイトの情報を集めていきました。

このデータは単元終末のichiban調べに活用し,3年生全体のデータを班で協力して入力してグラフを作っていくので,あればあるほどいいですが,全員分なくても大丈夫です!
(できたグラフが写真の2枚目です)


たた,子どもたちは埋めたがるので,どんどんコミュニケーションをとっていきます。
ちょっとした工夫で,子どもたちの気持ちを前向きにしていくのも大切です。


これを一つの型として,その後の授業も同じようにインタビュー活動にしていきます。

そうすると子どもたちにとってもハードルが下がり,新しい言葉を学習しても活動に取り組むことができます。

全5時間単元なので,1,2,3時間目は同じように,4時間目は2つのカテゴリーで2回インタビュー活動を行い,5時間目に学年合同でインタビュー活動をしました。


各カテゴリーにグループをわけ,こちらが5人,6人ずつの名前を書いたワークシートを配り,その人にインタビューをしてくるという活動を行いました。

ですので,1組には2組の名前を書いたもの,2組には1組の名前を書いたものを渡しました。
ローマ字を読む練習にもなるので,表記はローマ字で!


みんなで手分けして集めたデータを集計・入力していきます。

このあたりはICT活用にもつながりますが,クラスがまたがっているため,同一教室で行っていない場合,指示が大変でした…

改善の余地あり。今後の課題にします。


こうしてichiban調べを終え,子どもたちから出来上がったグラフを提出してもらい,教室掲示しました。


単元のつながりを意識した授業になったのでは…?と思っています。


さて,長々と綴ってきたトピックスですが,石津の更新は今日で最後となります。
この度の異動で,附属光小学校から巣立つことになりました。

ここで務めた4年間は,とても充実した日々でした。
コロナ禍で休校の時期から始まった外国語の授業。
その時の6年生は中学3年生となり,この春,卒業していきました。

今では,光学園の半分以上が石津childrenです。
ぜひ,彼らのこれからの成長も楽しみにして最後の更新を終えようと思います。

今までお読みいただき,ありがとうございました。

また次の担当のトピックスもぜひお読みいただけると幸いです。
Thank you for your reading! See you!

どれがichiban?(研究発表大会@)
2023/12/06
Hello!
附属光小学校で外国語活動・外国語科を担当する石津です。
今回から数回にわたって,11月24日に行われた研究発表大会についてと,授業で使える「小ワザ・小ネタ」,御紹介させていただきます。

まずは,研究発表大会に来てくださった方々,ありがとうございます。

附属小学校に勤務して約4年,初めての参集型での研究発表大会ということで,とても緊張していました。

しかし,朝,子どもたちのいつも通りの様子や表情を見て,少し安心しました。

また,積極的にコミュニケーションをとろうとするIshizu Classの子どもたちは,教室にたくさんの先生方が来ても緊張せず,むしろ,“Hello!”や“How are you?”と,やり取りしようとしていました。

英語で話しかけることの抵抗感がないことが,私はとてもうれしかったです。
子どもたちのそのような姿を見て,私も緊張が解けていきました。


さて,授業についてです。
(指導案が光学園のホームページにも載っています。ぜひ御確認ください。)


「エージェンシー」に注目して,研究を進めているところです。そこで,エージェンシーを発揮するために,今回の授業では,「学習するカテゴリーを決める」ことを子どもたちと行うこととして授業を進めていきました。

職員にアンケートした「先生の好きな果物グラフ」を使って,単元の導入を行いました。
子どもの身近な人たちがどんなものが好きか,想像するだけでも子どもたちは楽しそうでした。

結果を示したグラフを見せると,予想が当たった・外れたで子どもたちの注目度も高まりました。
算数の授業で棒グラフについて学習をしていたので,子どもたちの学びの横のつながりも生かすことができました。

グラフを見せた後,「3−2の好きな果物は何か」,「3−1の好きな果物は何が一番か」,「では3年生全体では何の果物がichibanか」と問うと,「知りたい!」という気持ちを子どもたちが抱いている様子がよくわかりました。

単元の導入時に,この想いを子どもたちがもつことが,外国語活動・外国語科のエージェンシーを発揮させることには重要だと考えています。

5年生の授業でも「目的・場面・状況」を工夫し,子どもたちに身近なものにしたうえで,はっきりと子どもたちに伝え,学びに向かうようにしています。


そして,グラフにしたい5つのカテゴリーを子どもたちと決めました。
これもエージェンシーを発揮させるための手立ての一つです。

自分たちで「決める」場を設定する。そうすることで,自分事として考えられると思います。


3年2組で決まったカテゴリーは,“animal”と“sport”,“color”と“food”,そして“day”の5つでした。
ちなみに後日行った3年1組は“color”ではなく“season”,“food”ではなく“fruit”とクラスによって違いが出ました。

この違いがあることで,授業者は大変になると思われがちですが,今回の単元では,授業の基本形が変わらないので,絵カードさえあれば,どれを選んでも授業を進めていくことができます!

学ぶ内容も,3,4年生で学習することや外国語科の授業で網羅できるものをいくつか提示して5つ選ばせることで,学び残しがないようにしています。

学年内に学習しておくべき英語が残ってしまうときは,他の単元の学びに紐づけて学習していくことも必要です。

そうなると,その学年で何を学習するかを,知っておくことが大切になるので,見通しをもって授業を構成してくことが求められます。
年間35時間分をまずは知っておくことが,授業者にとっては大事ですね^^

当日やその後の授業の仕方については次回のトピックスで紹介させていただきます。

少し長くなりましたので,今回はここまで。
続きはまた次回へ…
またぜひお読みいただけると幸いです。
Thank you for your reading! See you next time!

Fun! Fun! Fun!
2023/11/07
Hello!
附属光小学校で外国語活動・外国語科を担当する石津です。
今回は,授業で使える「小ワザ・小ネタ」を御紹介させていただきます。


ちょうど10月31日のハロウィーンに外国語活動の授業があったので,3年生とハロウィーンパーティをしました。

毎年この日は気合を入れて,教室を飾り,授業をするときは仮装をし…
ハロウィーンを通して,外国の文化にふれることを楽しんでもらいたいと思っています。

学校に外国語教室があるのであれば,こういった飾りをみんなで共有できるのですが,今回は石津学級だけ飾ったので,教室の前を通る4年生たちが「いいなぁ」とこぼしていました。


そんなハロウィーンの授業では,ハロウィーンにまつわる英単語を中心に学習をします。

For example) monster, mummy, bat, bloom, candy and more.

また,“Trick or Treat.”や“Happy Halloween!”などの言葉も慣れ親しめるようにしています。


そこで今回3年生とやったのは,「ガイドゲーム」です。
これは,英単語を学習する場面なら,どの単元でも使えます!

準備するのはマス目のあるワークシートです。
その中に「START」と「GOAL」を示し,ペアを案内するというものです。

案内するためのコマンドが英単語になるのです。
黒板に,上下左右がわかるよう矢印をかき,その近くにピクチャーカードを提示します。


上に行きたい場合は上に提示している英単語
右に行くなら右の,左に行くなら左の,下に行くなら下の英単語を言って,相手を進めていくというものです。

ルールの理解に時間がかかる場合があるので,今回はLevel1だけ教員と子どもで一緒に活動し,Level2からはペアワークにしました。

もちろん,レベルが変わればコマンドも変わります。

そうやって,まずは様々な英単語をとにかく話す機会を作ってあげると,言葉に慣れていくことができます。

今までにも,オリンピック・パラリンピックの競技名や建物を表す英単語を用いて他の学年でも行いましたが,子どもたちは楽しみながら英語に慣れ親しんでいる様子が見られます!

ただし,気を付けないといけないのは,言葉だけに集中し,意味と音を結び付けられない子がいるということを忘れてはいけないということです。

きちんと意味と音とを結びつけるために,まずは言葉の練習,そしてそのあと意味の確認,最後にアクティビティと段階を経て学習に取り組ませましょう!


外国語活動・外国語科の授業をしていて,アクティビティはいくつでも知っておきたいところです。

活動が楽しめると,子どもたちも楽しく英語に取り組むことができます。
そこが基盤となり,力がついて行くと思います。

また次回,「小ワザ・小ネタ」を御紹介させていただきますので,そのときまでお待ちください。
またぜひお読みいただけると幸いです。
Thank you for your reading! See you next time!

(研究大会のお申込みも,お待ちしております^^!!)

Aッ!という間に10月でした…
2023/10/12
Hello!
附属光小学校で外国語活動・外国語科を担当する石津です。

しばらく更新が止まってしまいました。すみません。
先週まで後期の教育実習がありました。
実習生と一緒に授業を考えていると,改めて授業の基礎を考える機会となり,
私の勉強にもなりますね。

「その単元の目標は…?」
「その言葉を使う場面・状況は…?」

そんなことを一緒に考えながら作っています。

この2つは,外国語活動・外国語科の授業を作るうえで欠かせないものです。
ここが曖昧だと,子どもたちの学習意欲も保てず,知識だけの英語になってしまうと思います。


今回の授業は“This is for you.”の単元の中で授業を行いました。
そして,2人の教育実習生のうち,一人が10月が誕生日ということだったので,その先生にバースデーカードを作って渡すことを目的として授業を進めました。

サプライズにするべく,バースデーカードを作るまでは,誕生日のことを明かさずに授業を行いましたが,そうすると子どもたちの中で目的意識がなかなかもてず,エージェンシーを高めることにはつながらなかったのではないかと授業を終えた今,思います。

子どもたちの状況に合わせた場面設定を大切にして授業をしていますが,これは3年2組に当てはまることで,1組のほうは近いからという理由で「ハロウィーンカード」にしました。
子どもたちからすると,それを作りたいと思っているか…

ここは改善していかなければならない点だと思います。

どんな単元の導入にすると,子どもたちは自ら学びたいと思うのか。

11月の研究大会では,そのことについてのお話ができたらいいなと思います。


授業の単元導入時に,目的・場面・状況を明確にする。
そして,その中で学習することを子どもたちと決めていく。

後期に入り,学習にも慣れてきたであろう子どもたちとそのようなことを考えながら授業を行っています。

そこで,5年生の授業では,単元導入時に計画を一緒にたててみました。
すると,子どもたちからは,クラスごとに違った反応が見られました。

単元は“This is my dream day.”と自分の日常生活を伝える学習です。

導入時に,私の学生時代の土日にしていたことをクイズのようにして,子どもたちに紹介しました。

校区が広い本校の特色として,子どもたち同士が休日に出会うことがあまりない現状を用いて,クイズにしてより友達のことを知っていこう!という目的を伝えました。

そして子どもたちに単元6時間の最終回で「休日クイズ」をしようと思っている。
そうすると,どんな学習がそこまでに必要?と尋ねました。

1組は,日常生活を表す表現や頻度を表す表現,相手に質問する表現を学習して,1時間は予備の時間を作って休日クイズに向かいたいとのことでした。

2組は,曜日が不安だから,まず曜日の学習をしたい,そのあと日常生活を表す表現などの学習をして,休日クイズに向かいたいと教えてくれました。

このように,子どもたちと単元を作っていくことで,本当に子どもたちが学びたいと思っていることが知れてよかったなと思う反面,その授業の準備をすることが大変になるので,教員側の準備をいかにしていくかが大切だな,と思いました。


どのように進めるのが,子どもたちにとっても,教える側にとっても,“well-being”になっていくのか…
これからも研究に努めたいと思います。


11月24日は本校の研究大会です。
ぜひ,外国語活動や外国語科の授業について,お話しできると嬉しいです^^

参加は,このホームページからもできますので,よろしくお願いいたします!


またぜひお読みいただけると幸いです。
(次回は,授業で使える「小ワザ・小ネタ」をいくつか御紹介させていただく予定です。)
Thank you for your reading! See you next time!

"こっから" 研究が始まっていきます!
2023/07/04
Hello! Long time no see :-)
附属光小学校で外国語活動・外国語科を担当する石津です。

トピックスの更新がしばらく滞っておりました…すみません。
最近の外国語活動の様子をまたつづっていこうと思いますので,最後までお読みください。


5月下旬から6月上旬まで教育実習があり,私たち3年2組には一人の教生先生を迎えました。
そこで一緒に2時間ほど,外国語活動を行いました。

単元は“How many?”です。
3年生と授業をしている先生方は,ちょうどそのころではないでしょうか?

数については,私と授業をしていたので,相手に数を尋ねるところをキーセンテンスとして,授業を仕組んでいきました。


さて,突然ですが,読んでいらっしゃる皆さんに質問です!
数を尋ねるのって,どんな時ですか?
「いくつ?」って尋ねるのはいつでしょう?


教生と授業を考えるときには,そこから考えました。
場面を考えておかないと,知識としてだけの英語になってしまうので,ここは授業づくりで欠かせないところです。


そして,私たちが考え付いたのは,「お買い物で商品の数を伝える」場面でした。

そこで,「オリジナルパフェを作ろう!」というGoalにして,授業を作りました。

そのために,教生が一個ずつ果物を切って,授業準備をしてくれました。
子どもたちが楽しみながらできるよう,授業に向けて準備に励む姿勢がとてもステキでした★


その際,一つだけ工夫を取り入れました。
それは,「お店ごとにフルーツの数が違う」ということです。


お客さん役の子が,お店に行ったときに,そこにある数の中で必要な数を相手に伝える場面を作り出したかったのです。

自分の意図した数を答えることができる,これが今回の授業のポイントでした。

実際の子どもたちはとても楽しそうに各々のパフェを作っていました。
この子どもたちの授業を楽しむ姿をこれからも見られるように授業を作っていきたいです^^



そして,11月の研究大会に向けて,研究も進めています。
昨年度までは高学年の外国語科での授業ということだったので,今年度は初めて外国語活動で研究をしています。


“well-being”をキーワードに,「エージェンシーを発揮」させるためにどのようにすればよいか,日々格闘しています…

しかし,ゴールは変わりません。光学園外国語科部では,9年間で学んだ英語を用いて,「雑談ができる子」をめざしています。

何かしらの話題に対して,「自分の考えを伝えること」,や「相手の考えを尋ねること」ができると,良好な人間関係を築くことができると思うからです。

これは,“well-being”に必ずつながると思います。


では,外国語活動では,どのようなことができるでしょう…?

一つ目は,目的・場面・状況を明確にして,提示することが大切であると思います。
二つ目は,子どもたちと単元計画を立てることを進めています。
これは今回,研究として初めての試みです。

単元のゴールに対して,何の学習が必要なのか,教員が提示するのではなく,子どもたちと考えながら作ってみてはどうか,と考えたからです。

まだまだ研究の段階なので,11月までにはまた違う形になっているかもしれませんが,なにごともchallenge!!

そこから私もたくさんのことを得て,研究大会にいらっしゃる方に有益な情報をお伝えできるよう,精進していこうと思います!


今年度は久しぶりの参集型なので,少しでも小学校の外国語活動に興味のある方には来ていただけると嬉しいです^^

石津の文字しか見たことのない方は,ぜひお会いして,Face to Faceでお話ししましょう!
お待ちしています!!!!!!

次回もぜひお読みいただけると幸いです。
Thank you for your reading! See you next time!

外国語活動START!
2023/04/24
Hello! 附属光小学校で外国語活動・外国語科を担当する石津です。

附属光小学校での勤務は4年目となりました。
そして,今年度は3年2組の担任も務めさせていただきます。

外国語活動の授業を行うのは,本校でははじめてです。

今までの外国語科の授業と違い,英語を学び始める段階に関われるということで,
本学園の研究テーマの一つである「エージェンシー」についても,
今までとは違う視点から研究していくことができるのではないかと考えています。


今年度は,参集型で研究大会が開催されるので,ぜひ外国語科部の研究を
御覧いただけたら幸いです。


今年度の石津クラスは,
「みんながAッ!!!!!!(アッ!!!!!!)とおどろく3年2組」をテーマに
日々生活しているところです。


本校では,低学年でも隔週で外国語活動を取り入れていましたが,
本格的に外国語活動が始まるのは3年生からということで,
最初の授業では,まず外国語活動で私が大切にしたいことを伝えました。


まずはチャレンジする!
そしてやり取りをするときはアイコンタクトとスマイルを忘れない。
大きな声でなくてもいいから,はっきりと伝わる声で,
相手の言うことに対してリアクションを返そう!
そして,ALTや先生の発音や言っていることをよく聞こう。


言語は何度も繰り返すことで身につきやすくなります。

しかし,「できないから」とすぐにあきらめてしまっては,
今後に期待することすらできません。

自分達の可能性を最大限に信じて,
どんどん英語を楽しむ子どもたちであってほしいものです。


初めての授業では,初めてのALTとの出会いもありましたので,
All Englishで自己紹介するALTの話をがんばって聞いていました。

「なんて言っているか,考えながら聞くこと」は
外国語活動・外国語科の授業でとっても大切です。


3年2組の子どもたち31人は,すごくよく聞こうとしていて,
わかったことを共有しながらALTとやり取りしていました。

そこには笑顔でALTとやり取りする姿,もっと話したいという声が
あふれていました。

こういう姿を今年度もたくさん見付け,今後もこのトピックスで御紹介していきます^^

また,5年生の外国語科の授業も担当しているので,
外国語活動・外国語科の授業についても発信していきたいと思います。

次回もぜひお読みいただけると幸いです。
今年度も附属光学園の外国語科・英語科部をよろしくお願い致します。
Thank you for your reading! See you next time!

わたしのこれからの研究
2023/02/23
Hello! 外国語科担当の石津です!

だいぶ過ぎてしまいましたが,2月3日に行われた,
本校の小中一貫教育研究協議会(オンライン)に御参会くださった皆様,
ありがとうございます。

少しでも,参加してくださった方の力になれていたら嬉しいです。
また,来年度は本校の研究発表大会もありますので,
そこでたくさんの方にお会いできることを楽しみにしております。

さて,協議会で御紹介させていただいた授業の続きについてお話します。

5年生の“Where do you want to go?”という単元での学習で,
今回は子どもたちに身近な「修学旅行」をテーマにしてきました。

協議会で御紹介したときは個人での修学旅行プランでしたが,
その後,グループで計画しなおし,6グループなりのプランを考え
紹介し合い,お互いに評価してNo.1を決めました。


評価するにしても観点が必要です。
その観点決めを子どもとすることを今回単元のミソとして
単元を作ってきました。


クラスごとに観点は若干異なりましたが,大きくは変わりませんでした。
石津クラスは,「声・Smile・eye-contact・gesture・内容の充実」の5つで
子どもたち一人ひとりが評価者として評価し
スプレッドシートに入力することで,レーダーチャートをその場で作成させ,
結果が目に見えるようにしました。


すぐに結果が出るため,子どもたちのフィードバックにはとても分かりやすかったようです。

全グループが終わったので,この中のNo.1のグループを決め,
そのスピーチの動画を校長先生に紹介する予定です。


ここで,思いがしっかり届けば,来年の修学旅行の行き先が変わるかも…

子どもたちの思いや希望を届けることも授業を通してならできると私は思います。

そしてそれがもしかしたらかなうかもしれないという希望から,
子どもたちのやる気を引き出すのも外国語科の授業には必要かと思います。


特に高学年は,週に2時間しかないので,意欲と学びの持続が難しいです。

テーマや学習内容を工夫することは子どもたちの学習に必ずつながると思います。

現に,うちのクラスの子どもたちは,この学習の間,よく休み時間も練習していました。
それだけの思いがこもっていたのでしょう。

そこを価値づけながら,今後の学習にも同じように取り組んでもらえるよう,
私も工夫を続けていきたいなと思いました。


今回のトピックスは,この単元での学習を思い返して,
私なりの感想となってしまいました。



ここからは,研究に対する反省と課題なので,興味のある方はお読みください。

まず,今回の研究のメインとなるのは,評価の観点を決めることでした。

個人でのスピーチの後,それぞれの1番を決めたうえで,何をもとに1番を選んだのか,
そこを深めることで,子どもたちにとって伝える際に大切としていることは何かを
再度考え,その後の学習にもつなげてもらいたいと考えていたからです。


そのため,特に何も言わずに,グループでの1番を決めるようにだけ伝え,
小グループでスピーチをしてもらいました。

そこでは,自分の考えた修学旅行プランを伝えたいという気持ちから
どの子どもたちも生き生きと伝えていました。

しかし,1番を決めるとなると,やはり決めづらい…
その後,結局決まらずじゃんけんで決めてしまうグループもありました。


これは私が,ミスリードしてしまったなと反省しました。
子どもたちのエージェンシーを発揮しているところを
止めてしまうような時間となってしまったのです。

本校の研究では,各教科の“Well-being”をめざし,
中でも「エージェンシーの獲得と発揮」を中心としています。

今回の手立ては,授業をしていた時も,その後授業動画を見ているときも
エージェンシーの発揮を止めてしまった気がしました。

また,その後の授業では,観点を決めたけれど,
そこを意識する子どもが全員ではありませんでした。

これらの結果を見ると,観点を決めて評価することは自信を振り返ることには
つながりそうで,「AARサイクル」を回すことにつながりそうですが,
「エージェンシー」を獲得すること・発揮することには有効ではなかったのかもしれません。

では,どうすればよかったのか。
それは,今模索している最中です…

日々の授業を通して,目の前の子どもたちが,どのような状況であっても,
「どのような話題にも,自分の考えをもち,言葉でのコミュニケーションを通して,
社会(他者)と良好な関係を築くことができる」よう,
研究を続けていきたいと思います。
(「」は本校外国語科におけるWell-beingを実現した姿です。)

もし,興味をもっていただけましたら,今後もトピックスや研究発表大会で
御紹介させていただきたいと思いますので,御覧ください。

次回もお読みいただけると嬉しいです☆
Thank you for reading! See you next time!!

気になりません…?
2023/01/20
Hello! 外国語科担当の石津です!
Happy New Year! Welcome 2023!!

2023年最初のトピックス更新となりました。
学習の締めくくりの3か月…と言いたいのですが,まだまだ締めくくれない石津です。

外国語科を担当されている先生方は,共感している方もいらっしゃるはず。

残りの3か月で少しでも子どもたちの英語力向上につなげられるよう,
私の実践発表を2月3日にオンラインで行います。
ぜひ一緒に授業に関してや日々の悩みについて,お話してみませんか?
御参加いただけますと幸いです。お待ちしております^^!



その協議会の宣伝です★
まずは,6年生での実践です。
以前6年生の学習の中で「世界で活躍する日本人」というスピーチを行いました。

子どもたちは自分の興味のある分野から調べたり,一般的に有名な人物を選んだりして決めていました。
例としては,石川佳純さんや米津玄師さんなど様々です。

そのスピーチを生かして,現在中学生とコラボした授業を行いました。
中学生も紹介する人物を,既習表現を用いてスピーチを考えていたので,
お互いにクイズ形式にして答えたり,感想を伝えたりするやり取りに
つなげた授業を計画しました。


詳しくは,2月3日の協議会で,中学校の実践発表のなかで紹介しますが,
異学年での外国語の学習ということで,最初は小学生も中学生も
緊張した様子を見せていましたが,少しずつ場に慣れていき,
最後には一人ずつ,全体の前でクイズを紹介することができました。

やり取りするには,頭の中の引き出しから,自分の思いを伝えるための
英語表現を探し出し,活用することが求められます。
(外国語の見方・考え方の一つと思います。)

相手のクイズを聞いて,それに対する感想や質問を考えることができて
子どもたちにとって,見方・考え方を働かせるとてもいい機会になりました。

様子が気になりますよね…? ぜひ協議会へ(^^)/


さて,メインの5年生です。

5年生は,以前トピックスでもお示しした通り,自分達の
修学旅行について考え,プランを立てるという単元構想で授業を行っています。

(詳しくは指導案を御覧ください。)


子どもたちの発想はとてもユニークで,「北海道で雪遊びしたい!」や
「福岡でラーメン食べたい!」など思いは様々でした。

単元の最初の方は,まずは英語表現に慣れることと考えているので,
神経衰弱で遊びながら,“I want to go to **. I want to eat **.”を練習しました。


そして,個人での修学旅行プランを計画し,今度お互いに紹介し合う予定です。
その紹介し合う授業を今回協議会でお見せしたいと考えています。

子どもたちが伝え合う姿もそうですが,そこから,単元終末につながる
授業内での活動の様子も見ていただきたいです。


単元終末に向けて,週2時間しかない授業の意欲をキープさせるのは
とても難しいですが,ちょっとしたきっかけ・振り返りが
何か功を奏すのではないかと思い,授業を仕組みました。


トピックスを更新している現在(1/20)はまだ授業の撮影は行っていません。

さて,授業がどうなったのか…

気になる方はぜひ,2月3日の協議会にいらしてください(^^)/

本校の研究テーマである“Well-being”とともにある外国語科の学びについて
たくさんの先生方方から御意見いただけると,研究の励みになります。


協議会への御参加,そして次回もお読みいただけると嬉しいです☆
Thank you for reading! See you next time!!

外国語科の学習に “彩り” を。
2022/12/06
Hello! 外国語科担当の石津です!

12月に入り,一気に寒くなりました。
寒さに弱い石津は,日々どうやって暖をとるかで悩んでいます…

さて,最近の外国語の授業を御紹介させていただきます。

5年生は,他己紹介や自分の将来の夢やその理由,自分のお気に入りを伝え合っています。
6年生は,2分間 “Theme talk” で話をしたり,修学旅行プランを考えたりしています。


中身を簡単に説明します!

5年生は,本校で使用している教科書には,
日課の学習のところで将来の夢についても出てきます。

I want to be a **. So, I study ** (hard).
例文で言うとこんな感じで,自分のことを伝え合うように仕組まれています。

しかし,教科を学ぶことと将来の夢がつながらない子がいて,
この例文が当てはまらない子にとってはあまり学びにつながりません。


だから,少し単元計画を変え,将来の夢やその理由を伝えるミニ単元を作りました。
そして,3時間単元として,独自に行いました。

まずは1時間目。
さまざまな職業について学習し,小学生のなりたいものランキングから自分の夢について考える。
そして2時間目。
自分のなりたい職業を文章にして,友達と伝え合う。
最後に3時間目。
既習表現( like / can など)を用いて,理由とともに将来の夢を伝え合う。
という流れにして行いました。

特に3時間目の理由とともに伝えるとなると,子どもたちから
「え〜!無理そう!」や「なんていえばいいかわからん!」
と嘆いていましたが,“like music”と表記して,イラストを付けた
カードを提示すると,子どもたちは「I like music!」と読み始め,
「そしたら,“I want to be a singer.”って言える!」とつなげて考えだしていました。

難しい言葉で言おうと思えば確かに無理そう…と思ってしまいがちです。
しかし,自分達が知っている表現で伝えられるとわかると,
「自分だったら」と考えだす子がたくさんいました。

中には,子どもたちの知らない単語もあるので,その部分は助けながら
各々の理由と将来の夢をお互いに伝え合うことができていました。

既習表現の活用は,外国語の定着に必ずつながります。
その活用方法を今後も伝えていけたらいいなと思います。
(写真の1枚目は本日行ったお気に入りを伝え合っている様子です。)


6年生では,昨年度より取り入れている“Theme talk”を今年も行っています。

12月1日が「映画の日」ということで,テーマを「movie」とし,
ペアで2分間 All Englishで話をしてみました。

その前に私のお気に入り映画3選を
“My favorite movie is もののけ姫. This story is amazing.”や
“My 2nd favorite movie is Legally Blond. Do you know this movie?”と
やり取りしていたので,その表現をヒントにしながら
子どもたちも話を進めていっていました。


中には,知っている英語に限りはあるけど伝えたいという思いから,
超能力のことを「miracle power」と言いながら,ジェスチャーを用いて
伝えようとしていました。

この力は話すために,とても大切な力です。
その力の芽が確実に育ってきているようで嬉しかったです。


修学旅行については,一度経験したからこそ,
もう一度行けるならどこに行くか,を個人で計画し,伝え合いました。
(写真の2枚目がその時の様子です。)

そして,最終的には5年生へのおすすめ修学旅行プランを考え,スピーチする予定です。

このスピーチをもとに,5年生は新たな学習に入ろうと思っています。
教科担任制を活用して,学年をわたっての学習に取り組んでいる最中です。


そのスピーチを受けた5年生の学習は,2月3日に行う,
本校の小中一貫教育研究協議会(オンライン)にて御紹介させていただきます。


ここまで読んでいただけたのも何かの縁!
ぜひ2月の協議会に御参加いただき,外国語科の授業についてお話できると嬉しいです。

I wish many people join our online meeting and talk about English lessons with me!!

クリスマスのお願いはこれになるかも…
サンタさんにしっかりお願いを届けようと思います^^


また次回もお読みいただけると嬉しいです☆
Thank you for reading! See you next time!! Merry Christmas!!!

What can he do? / What can she do?
2022/10/19
Hello! 外国語科担当の石津です!

前回のトピックスの際,
6年生の思い出をつづった“HIKARInstagram”について,
お知らせしたいと思います。

子どもたちには,枠だけ渡して,写真を使ってもよいと言われた家庭のみ
写真の使用をさせ,それ以外はイラストで代用しました。


そして,音声をボイスメモに一発で録音するように言いました。

言葉をかむことをおそれる子どもたちは,
「録りなおしたらダメなんですか?」と尋ねてきました。

しかし,母国語である日本語ですら,かむことがあるのに,
なぜ英語のときだけかんではいけないのか,ということを伝えました。

「かんでも言い直せばいいだけ。そんなにおそれることはないよ。」

完璧でないと話してはいけない。
そんな壁を作らず,自分から話していくことのできる人に育ってほしい想いからです。


そのことを伝えると,子どもたちは納得した様子や安心した表情を見せ,
録音に向かっていきました。


その後,写真やイラストにその音声を付けたし,全員で聞き合う予定です。

本当なら,今回の更新までにイヤホンを児童数分購入し,聞き合う予定でしたが,
入手するのに少し時間がかかってしまったため,まだ聞き合うことができていません…

来週に聞き合う活動を取り入れ,お互いに「イイネ!」をし合う授業を行います。
また,お知らせする機会があれば!お伝えします!!

一方,5年生は山口大学の学生が教育実習で来ているので,
一緒に他者紹介の学習を行いました。

単元としては,“I can run fast.”と,自分や他者のできることやできないことを
伝え合う学習内容で,初めて三人称と出合う学習を教育実習生と行いました。

査定授業では,他者紹介を行うための場面として,
友達に“Can you**?”と質問し,その結果をふまえて,その人を先生に
紹介するというものです。

子どもたちは,まだ“He/She”に出合っていないので,どう伝えていいか,
少し悩んでいる様子でした。

そこで,新たな言葉として,“He/She”を学習し,
身近な先生たちのインタビュー動画を活用して,先生紹介を行いました。

子どもたちは先生たちのスペシャルスキルに驚きながら,
“She can play table tennis.”や“He can do a handstand.”と
紹介のための英語表現を学んでいきました。


そして,子どもたちに事前に尋ねておいた「最近のお気に入りの人」の
情報を載せた資料を子どもたちに渡して,その中から一人選び,
お互いに伝え合うということを行いました。

自分たちの言いたいを実現させるための手立ては,
子どもたちのことを考えた教育実習生の林先生のアイデアでした。

こういう児童理解がよくできていると,学習にとてもよい効果が出ると思います。
この日の授業は,どの子もとても楽しそうに伝え合っていました。

この単元では,最後に身近な自分の家族を紹介し合い,
“Who can do this?”QUIZを行う予定なので,他者紹介は
ばっちりできそうな雰囲気でした。


子どもたちと楽しく学べる。
それが力になる。
子どもが学びたいと思う。
それがエージェンシーとなってWell-beingな学びにつながる。

本校の研究にも関わる様子を授業で見ることができました。

このトピックスを通して,子どもの学びの成長や
研究について,今後も伝えていけたらいいなと思います。


本校の外国語科の授業に御興味をもっていただき,
また次回もここでお会いできると嬉しいです^^☆
Thank you for reading! See you next time!

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