 |  | とまちゃんとわたしの成長ものがたり |  | | 2022/06/02 | 御挨拶が遅くなってしまい,申し訳ありません。 昨年度に引き続き,生活科を担当させていただく,徳永 真衣(とくなが まい)と申します。
また,本年度も2年生を担任することになりました。 明るくて頑張り屋な子どもたちと一緒に,今は野菜を育てています。
子どもたちは,ミニトマトやキュウリなど,好きな野菜を自分たちで選び,毎日の成長を楽しみに,お世話を続けています。 1年生のときにも,アサガオを育てていた子どもたちです。野菜の栽培では,野菜の特徴に気付いたり,世話の仕方を工夫したりするだけではなく,お世話を頑張っている自分自身の成長にも気付けるような活動を仕組めたらと思いながら,目下授業を進めています。
その手立てとして1つ取り組んでいるのは,野菜の栽培で1冊の物語を作るということです。そうすることで,野菜の成長の様子の機微だけではなく,自分自身の心持ちの変容を捉えられるようにできると思ったからです。
初めの1ページ目は,育てたい野菜の種類としてみたいこと,そして野菜へメッセージを送ることです。一人一人の植木鉢の野菜には,それぞれ名前を付け,自分の子どものようにかわいがっています。(葉っぱがふわふわだから「ふわちゃん」,キュウリの葉っぱのとげとげから「とげちゃん」など,とてもかわいらしいネーミングセンスでした!)
その後のページは,観察カードやお世話のメモ,問題が起こったときに行った対策会議,野菜の特徴について調べた記録などを,順に蓄積しています。子ども自身,「最初に植えた頃よりも大きくなったよ!」「もう支柱を追い越しそうなくらい背が高くなった!」と,日々の成長に驚き,喜んでいる様子でした。今はもっぱら,野菜に付いている害虫や,葉っぱの病気と闘っています。本で調べたり,専門家の方へお聞きしたりしながら,子どもたちと作戦を練っていきたいと思います。
そうして,日々の記録を見返したとき,「野菜って,こんなふうに日々成長しているんだな」「野菜によって,お世話の仕方が違うんだね」ということだけではなく,「私って,こうやってお世話を頑張って続けることができるんだな」という,すてきな自分にも気付けるようになってくれることを願っています。
今年の生活科も,とても楽しみです。 今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。 | |  |