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対決!風とゴムの力!
2021/06/30




HP更新

今回は,6月26日研究大会にて行った授業について紹介をします。

単元は
「風とゴムのはたらき」です。

本校が採用している教科書では,車を用いて実験を行うようになっています。

この単元では,子どもたちは初めて実験によって力の比較を行います。

子どもたちが力の操作に必要感をもてるようにすること

自分たちが,車を動かす力の大きさを変えているのだという実感をもてるようにすること

が大切となります。

今回は,風とゴムの2種の力を比較しながら,単元の学習を進める構成にしてみました。

まず,
風は うちわを使って車を走らせました。
ゴムは,小さなゴム(8号)を用いました。

想定では,「思ったより進まない!」となるかと思いましたが,

子どもたちは「こんなもんなんだ」といった感じでした。

それでも,ゴムより進まない風の力を強める方法を考えていきます。

「帆の形を変えれば」「扇風機を使えば」
と,自分たちなりの工夫を考えていきます。

2通りの工夫を行っても,やはりゴムには勝てません。

なかなか思うように遠くまで走らない車にもどかしさを感じながら

最終的に体育館の巨大扇風機を使うことになりました。

「14m!」「すごい!」

大喜びの子どもたち。

しかし,単元の最初に「ゴムの方がよく進むはず」と考えた子どもたちは

「風は何回も工夫したからひきょうだ!」と不満気です。

でも子どもたちの振り返りには

「ゴムは小さいものがよく進むと思うからもう改造しようがない」

というものもありました。スライドで紹介すると

「そんなことない!」「長くすればいい!」「太くすればいい!」

とアイデアが飛び交います。

それぞれゴムを選び,車を走らせました。

「24m!」「22m!」

体育館の端から端まで一直線に進んで行く車。

記録を見た子供達からは

「おー!」「ゴムすごい!」

という声が。

2種の力を比較するというちょっとした手立てではありましたが

子どもたちが自分たちで学習の流れを作り,進めていく姿を見ることができました。

次はどんな姿が見られるか,楽しみです!

対決!風とゴムの力!
2021/06/30




HP更新

今回は,6月26日研究大会にて行った授業について紹介をします。

単元は
「風とゴムのはたらき」です。

本校が採用している教科書では,車を用いて実験を行うようになっています。

この単元では,子どもたちは初めて実験によって力の比較を行います。

子どもたちが力の操作に必要感をもてるようにすること

自分たちが,車を動かす力の大きさを変えているのだという実感をもてるようにすること

が大切となります。

今回は,風とゴムの2種の力を比較しながら,単元の学習を進める構成にしてみました。

まず,
風は うちわを使って車を走らせました。
ゴムは,小さなゴム(8号)を用いました。

想定では,「思ったより進まない!」となるかと思いましたが,

子どもたちは「こんなもんなんだ」といった感じでした。

それでも,ゴムより進まない風の力を強める方法を考えていきます。

「帆の形を変えれば」「扇風機を使えば」
と,自分たちなりの工夫を考えていきます。

2通りの工夫を行っても,やはりゴムには勝てません。

なかなか思うように遠くまで走らない車にもどかしさを感じながら

最終的に体育館の巨大扇風機を使うことになりました。

「14m!」「すごい!」

大喜びの子どもたち。

しかし,単元の最初に「ゴムの方がよく進むはず」と考えた子どもたちは

「風は何回も工夫したからひきょうだ!」と不満気です。

でも子どもたちの振り返りには

「ゴムは小さいものがよく進むと思うからもう改造しようがない」

というものもありました。スライドで紹介すると

「そんなことない!」「長くすればいい!」「太くすればいい!」

とアイデアが飛び交います。

それぞれゴムを選び,車を走らせました。

「24m!」「22m!」

体育館の端から端まで一直線に進んで行く車。

記録を見た子供達からは

「おー!」「ゴムすごい!」

という声が。

2種の力を比較するというちょっとした手立てではありましたが

子どもたちが自分たちで学習の流れを作り,進めていく姿を見ることができました。

次はどんな姿が見られるか,楽しみです!

顕微鏡初体験!
2021/05/14
3年生の理科では,
生物の単元が多くあります。

前の時間には,ホウセンカ,マリーゴールド,ヒマワリの種を観察し,植えました。

しかし,まだ芽は出ていません。

そこで,今日の理科では顕微鏡を使うことにしました。

今年度は,子どもたちが理科で抱いた疑問をより追究していく時間として,

総合的な学習の時間を活用していきたいという思いもあり

一度体験させておきたいというのがねらいです。

ファーブルミニ と 解剖顕微鏡

の2種類を使いました。

最初に 印刷されたカラーの広告を観察しました。

「点々がいっぱいある!」
「気持ち悪い!」

と,肉眼では出会えない世界を見て,感動しきりでした。

そのあとは,ペアで2種類の物を選んで観察し,

ミクロの世界で比較をしました。

「動物と植物だと比べにくいなぁ」というつぶやきをききながら

すごいなぁ。さすがだなぁ。と感心しました。

しかし,

今回はミクロの世界にどっぷり浸からせたかったのに

比較を取り入れたことで少しそのねらいがぶれてしまいました。

この点については反省です。

ただ,子どもたちがしきりに感動する笑顔がたくさんみれ

「顕微鏡楽しい!」と声を上げる子どもたちの姿に出会えたので

私もとてもうれしくなりました。

顕微鏡がない時代の子どもたちに見せることができたなら

きっとものすごい感動の渦が巻き起こるのでしょう。

この時代に生まれてよかった!ありがたいことです。

新しい年度 新しい理科
2021/04/19
今年度も,本校で理科を担当することになりました。

学年は3年。昨年度と同じです。

とはいえ,子どもたちが違うので全く違う授業という感じです。

しかし,今年度の子どもたちもいきものがだいすき!

早速いきもの係さんたちが中心となり,教室には

バッタ テントウムシ ダンゴムシ とたくさんいます。

テントウムシは卵を産みました。

子どもたちは大感動!無事生まれるといいなぁ。

大切に

命と向き合いながら育ててほしいと思います。

授業では

植物を観察中です。

何種類の名前を覚えられるかな?

新しい年度 新しい理科
2021/04/19
今年度も,本校で理科を担当することになりました。

学年は3年。昨年度と同じです。

とはいえ,子どもたちが違うので全く違う授業という感じです。

しかし,今年度の子どもたちもいきものがだいすき!

早速いきもの係さんたちが中心となり,教室には

バッタ テントウムシ ダンゴムシ とたくさんいます。

テントウムシは卵を産みました。

子どもたちは大感動!無事生まれるといいなぁ。

大切に

命と向き合いながら育ててほしいと思います。

授業では

植物を観察中です。

何種類の名前を覚えられるかな?

磁石のふしぎを追究!
2021/03/10

3年生の授業もいよいよ大詰めとなりました。

現在は磁石の単元です。いよいよ終盤に差し掛かりますが

問いは尽きません。


今は「方位磁針の針は磁石か?」です。





初めはクリップを近づけ

「針が磁石だからクリップについて回る!」

といった子どもたちがいました。

しかしみんながやるとよくわからない・・・

私がやってみるとうまくいったのですが

ここはグッと我慢して 子どもたちに委ねました。

次に,方位磁針どうしを近づけ,針の動きを確かめる子供達

向かい合わせにつけても針が引きつけられることはありません。

「磁石なら引きつけるはずだから 鉄です!」と子どもたち。

他の子どもたちも 一気に鉄に揺らぎます。

すると,ある子が

「横から磁石を近づけると,S極とN極で引きつけられたりしりぞけあったりする」


と言いました。「でも,だからどうだってとこまではわからない」と続けます。

しかし

聞いていた子どもたちの目が輝くのがわかりました。

「おお!磁石だ!」「S極とN極がある!」

でも,自分たちでやってみると

「あれ?上から近づけたら極は関係ないよ」

やり方で変わる事実に,なかなか納得いかないようです。

また一気に鉄かもと子どもたち。

ここで一旦休憩を挟みました。

休憩中にある子が来ました。

「磁石を水に浮かべて,鉄と比べるでしょ。
磁石は北を向くけど,鉄は向かないはず。
方位磁針はいつも北を向くから,
この実験で,方位磁針と磁石は同じだって言えると思う」

感動しました。きっとどこかで身につけた知識をフル回転させて
「みんなを納得させるにはどうしたらいいか」
を模索したのだと思います。

休憩が終わり,発見した子がみんなに説明しました。

「それはわかるんだけど,そもそもどうして磁石って決まった方を向くんだっけ?」

「地球が磁石なんだよ!」

「?」

と子どもたち。図を交えながら私から説明しました。

磁石のN極とS極 と 地球の北極と南極 のこと。

子どもたちはとても面白がってくれていたようでした。

さて,

ほとんどの子どもたちが,この実験によって納得しました。

しかし,「でもさ,鉄を引きつけないじゃん」とある男の子たちが反論します。

確かに,磁石なのに何も引きつけないなんてことはあるのかなという子もいるようです。

「答え教えて 先生。」と弱音を吐く子もいます。

「答えと言われても,S極とN極がちゃんとあるってことは証明されたよね。
 それが答えだって思うから,それでも納得できないってなったら
 それ以上のことは先生も今は言えないかなぁ」

と言うと,

「方位磁針の工場って見学に行けないんですか。」と女の子。

とりあえず針を取り出して鉄に近づけてみることになり,

クリップにつけてみました。

つきません。磁力が足りないのです。

そこで,砂鉄の袋を開け,直接近づけてみます。

すると,方位磁針の針の周りに砂鉄がびっしりとつきました。

「おぉ〜!」と歓声が上がりました。

ここまで2時間。

「ちゃんと納得」って難しいですね。でも,そこまで頑張る子どもたちが私はとても好きです!


3年生もあとわずか,残りの時間で何を追究しようかな??

祝!オンライン公開授業研究会!
2021/01/07
新型コロナウイルス感染拡大防止。

このフレーズによって今年度多くの研究会が中止となりました。

しかしながら

やっと開催までこぎつけました!

研究部長として,大変ありがたいことです。

しかも

小中一貫教育を基調とし,小中教員が合同で開催します!

ぜひ,御参会ください!

私の授業は

第3学年「これが答えだ!音へん〜音の性質〜」

です。

単元名は,初めて理科を学ぶ3年生の子どもたちに

理科という教科は科学的に答えを見つける教科なんだというメッセージを込めて,

どの単元でも同じものを使用しています。

今回は,音と物の様子に着目してみつけた問いを

みんなで解決していきます!

子どもたちが納得するまで話し合う姿をお見せできればと思っています。

授業の視点

授業の手立て

子どもたちの姿

ぜひ,忌憚のない御意見をお願いいたします!

五感を使って金属を見分けられるかな 
2020/12/21
12月17日(木)5校時

 現在,附属光小学校と山口小学校で 授業交流を行なっています。

 具体的には,月に1回程度 お互いの授業を参観し気づきを伝え合う機会を設けています。

 今回は,単元「これが答えだ!〜電気へん〜」より,金属を判別する活動を行いました。

 金属を判別する活動は,通常3年生の学習では行いません。

しかし,「電気を通すものは金属である」という概念を学習するにもかかわらず

 そもそも金属とはどういうものかという概念について触れないことは子どもにとってわかりづらさに繋がっていると感じていました。

 そこで今回,100均で揃えた「金属っぽいもの」を6種類用意し,子どもたちに予想をさせました。

 五感を使って なので,初めは音や感触,匂いなどを基に比べていました。

 そのうち,誰かが「水に浮かんだら金属じゃないんだよ」と言い出しました。

 そそくさと水を用意して浮かべてみる子どもたち。

 しかし,全て沈んでしまいます。

 時折「一円玉は浮かぶ!」という声も聞かれますが、信頼できる基準にはならなさそう・・・。

 すると「ぐにゃっと曲がるから金属じゃないかな」という子が現れました。

 金属の延性に目を向ける鋭い視点です。

 しかしそこはやはり3年生。

 金属は固い という概念を崩せず「ぐにゃっと曲がるのは金属じゃないはずだよ」という意見が出されました。

 授業は一旦ここで終了。

 「早く結果が知りたい!」というこどもたちの声が聞かれましたが、

 次の授業が控えていたため次週の月曜日にすることに。

 想定よりもこどもたちから鋭い視点が出され、

 検証に時間を使ってしまいました。

 時間配分の甘さを反省させられました。が

 それだけ多様で深い思考をしてくれた子どもたちに感心しました。

 結局,次の時間に豆電球を用いて金属を判別しました。

 子どもたちの予想は,6個中5つ的中と素晴らしい結果でした!

 最後に「見分けるポイント」について話し合いました。

 金属特有のにおいやさび,曲がるかどうかなど,鋭い視点がたくさん上がりました。

 最後に,中学校の学習と関連付け,金属の特徴を見つけることができたことを価値づけました。

 この学び,ここでまだ終わりではありません。

 次は,磁石の単元と関連付けて学びを深めてみようと思います!

結論を導き出せ!〜理科で身に付く力〜
2020/11/18


3年生では「かげと太陽」の学習が進んでいます。

その中で,こんな場面がありました。

ある男の子が

「先生,どうしてかげは足にひっついているの?」

と疑問を出しました。

「おぉ,それは難しい質問だね」と一旦預かり

後日,写真のように,ジャンプしたときのかげの様子と,地面に立っている時のかげの様子を子どもたちに提示しました。

子どもたちに「どうしてかげは足にひっついているのか,先生はこの2枚を比べるとみんなたどり着けると思ったんだけどどうかな?」と投げかけました。

子どもたちから「わかった!」「地面に足がついているから,かげも足にひっついているんだ」という声が聞こえました。

しかし,何やら腑に落ちない様子の子どもたちがたくさん・・・。

「もしかして,先生が用意した写真,信じてない?」と尋ねると,

元気よく 「はい!」という返事が。

この授業の前に,影が映った写真を加工し,わたしがかげがあちこちに向いているものを提示したからかもしれません。

先生の用意したものをそのままは信じれない。ちゃんと確かめてない。

という,確固たる子どもたちの意思を感じました。

頼もしいなぁと感じながら,「この話を子どもたちにしてみよう」と思い立ちました。

そこで,子どもたちに写真のような,「理科で身につける力」を示しました。

これは,わたしが学力調査を基に整理したものです。真ん中にある「論理をつくる力」は,わたしが加えました。

途切れていますが,周りにある4つの力が,学力調査に示されている「分析」「構想」「立案」「適用」を子どもたち用に言葉を直したものです。

「なんとなく,気持ちは伝わった?」と聞くと「はい!」と言う気持ちの良い返事がありました。

もちろん,3年生がその全てを理解できるとは思いませんが,共有しながら,自分たちが今どのくらい力を得てきたのか話しながら学習を進めていきたいと思っています。

さて,「かげと太陽」の学習では,「1日の中でかげはどのように動くのだろう?」という問いを解決しました。

「かげは,西から北を通って東へと動いていく。長さは北に向かうにつれてだんだん短くなり,北に来ると一番短くなる。そして東に向かうにつれまた長くなっていく」

と言う結論が出たのち,太陽の動きに子どもたちの思考は移りました。

影を再現するために小さな太陽(懐中電灯)を動かしながら考えていた子どもたち。

太陽の動きはすぐに整理できました。「東から南を通って西へと動く」「かげと反対になるんだよ」と。

しかしここからでした。

Y君が「でもね,西に行った太陽はどうやって東に戻ってくるの?」と言いました。

「確かに〜!」と感銘を受けた様子の子どもたち。

そこから知識をフル動員し,「夜の間は反対側(ブラジル)を回って,また東に来るんじゃない」と考えを出すことができました。

ここでちょっぴり先生が登場。

黒板に太陽を描き,みんなでぐるぐるとその場で回りました。

「右手が東。左手が西だよ。」「回るとどうなるかな」

「東から太陽が出て南を通って西に行った!」「今は夜!」と繰り返しやっていると

「だんだんわかってきた!」と言う声が聞こえてきました。

地球に立つ私たちからすれば,規模の大きすぎる太陽の動き。

時間的・空間的な見方をフルに働かせながら考え,なんとか太陽の動きを捉えました。

しかしまだまだ。

「でも,かげの長さが変わるってことは太陽の高さとかも変わるはずだよ」とU君。

「やってみるか!」

と,再び小さな太陽の登場です。

「近くすると影が短くなる!」「遠くすると影が長くなるよ!」
「高さでも変わるよ!」と子どもたち。

さて,「高さ」か「距離」か。

難問が到来しました。

距離で考える子が多い中,Tさんが言いました。「もし高さが変わらないなら,太陽が真横に進む。そしたらさっき言ってた円にぐるっとならずに四角になるからおかしいよ」

その通りでした。太陽が東から登り,南の高い空を通って西に沈んでいくのは,「円の動き」を考えればそうとしか言えません。

ただ,理屈ではなかなかわからないのも常。

外で太陽見てみようか!と投げかけ,外に行きました。

遮光板で太陽を見た子どもたちは感動の嵐!

さて,太陽の高さ,変わるかな?

優秀なゴムはどっち?
2020/10/15
理科「ゴムのはたらき」の学習では

細いゴム(通常よく用いるゴム)と,太いゴムを比べています。

同じ長さだけれど太さの違う2種類のゴム。

細いゴムはびよーんとよく伸びます。
太いゴムはのびにくいですが,固く力がある感じがします。

ゴムを引っ張る長さを 5センチ 10センチ・・・と変えていき,車が走る距離を調べた結果

「車を走らせるのには,どちらが優れているかな?」と聞くと

細ゴム派と太ゴム派に分かれました。

実験結果という共通の事実はあるのですが,

それをどう解釈するか?は人によって異なります。

子どもたちがどういう結論になるか・・・

より信頼できる結果を求めて再実験を行う予定です。

みんなで「納得!」に近づけるかな・・・

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