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給食試食会を開催しました
2023/07/11
 6月23日(金)小学校1〜4年生、中学校の保護者を対象に給食試食会を開催しました。御多用の中、多くの方に御参加いただきまして、誠にありがとうございました。
 試食会では、
・麦ごはん
・牛乳
・チキンチキンごぼう&れんこん
・けんちょう
・山口県産りんごゼリー
 と、昨年度のリクエスト給食上位の献立を、小学校5年生のエネルギー量(本校は約700kcal)で提供しました。
 試食会の後半には、日本人の食習慣を考慮した献立作成であること、給食の有無と栄養素の過不足の関係についての情報提供等を行いました。
 参加者アンケートよりいただいた御感想からは、
・地産地消で、デザートも山口県のリンゴが使われており、自分の住んでいるところをよく知るきっかけになって良いと思いました。
・塩分を調節しているのに味がしっかりと感じられました。お出汁がよく効いているのでしょうか。美味しかったです。
・ずっと食べてみたいと思っていました。今日、念願が叶ってとてもありがたく思っています。メニューも子供が一番好きなチキンチキンごぼうで、味付けもとても良く美味しかったです。他のメニューも含めてバランス良く考えられており、きっと子供達も毎日の給食を楽しみにしていると思います。また機会があれば是非参加したいです。
 と多くの御好評をいただきましたが、食品添加物やトランス脂肪酸について、給食時間が短い中でよく噛んで食べられているか、果物の使用頻度や彩り等についての御意見もいただきました。
 今回アンケートでいただきました御感想を励みに今後も安全・安心でおいしい学校給食が提供できるよう努めたいと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。

体験活動と給食
2023/05/31
 本校の給食は、本校に併設されている給食室で調理されています。そのため、栄養教諭が給食室だけでなく、教室に伺うことや行事に参加することができ、子供たちの日常を近くで感じることができます。
 今の季節、小学校では、カニやアカハライモリを捕まえては、虫かごや水槽で飼育し観察を楽しむ姿がみられます。私がカニを観察している子供に声をかけると、「このカニは食べられるの?」、「給食でこのカニだして!」と、飼育対象だった生き物が食べ物へと変わり、子供たちが様々な視点で生物を観察していることに驚かされます。(※学校で捕まえたカニは、給食では提供しておりません)
 また、中学校では、中学校1年生が光市の漁師の皆様や山口県漁協光支店様の御協力を得て、室積海岸で地引網漁を体験させていただきました。体験の前に、漁師の方から光市の漁業の現状についてもお話をしていただきました。生徒は、地引網漁を楽しむだけでなく、自然を相手にする漁業という職業についても学ぶことができました。地引網漁でとれた魚は、6月の給食で提供する予定です。給食時間には、当日の様子をお伝えできればと考えています。
 目の前に広がる御手洗湾や峨嵋山での活動を通して子供たちは、四季折々の様々な発見や問いを持ち日々をすごしています。
 今年度も、本校の恵まれた自然環境(目の前に広がる御手洗湾や峨嵋山の四季折々の姿)を生かした体験活動の場の設定と、その体験と関連付けられた給食を子供たちに提供することを通して、小中一貫の食に関する指導の充実が図れればと思います。

参勤交代ではどんなお弁当を食べていたのだろう
2023/02/14
1月の給食では、長州藩13代藩主である毛利敬親が参勤交代の時に食べていたお弁当を参考にした給食を提供しました。毛利敬親は、財政難の長州藩を立て直すために節約努めたお殿様で、敬親の参勤交代の時のお弁当もとても質素なものでした。
当時のお弁当をそのまま給食で提供すると、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足し、食塩摂取量も過剰になってしまいます。そのため、給食用にアレンジしたものを提供しました。
 
昨年度同様、6年生は、給食をお弁当箱につめて、象鼻ヶ岬まで行って食べました。さながら参勤交代でした。
 また、今年度は、家庭科の「1食分の献立」でも参勤交代弁当を活用しました。江戸時代の参勤交代弁当が、どのような食材を使用したらよりよくアレンジできるのかを考えさせました。考えるときの参考に、給食の時のアレンジ方法などを紹介しました。
子どもたちは、栄養バランスだけでなく、彩りや味のバランスなど様々な視点でよりよくする方法を考えていました。
 子どもたちがアレンジした参勤交代弁当を提供するのも楽しそうです。

 子どもたちにとって、歴史の中にでてくる食についても興味をもってくれる機会となってくれていれば幸いです。

地産地消と未利用魚
2022/10/05
光市では、6月から9月にかけてハモがとれます。
本校の給食では、その光市でとれたハモを提供しています。

7月の給食では、「ハモハモごぼう」にして提供しました。甘辛い味つけで子どもたちに大人気のチキンチキンごぼうを、鶏肉ではなくハモでつくりました。
9月の給食では、「ハモのから揚げ」にして提供しました。にんにく、しょうがなどでパンチのある味付けで、魚なのに肉を食べているかのように錯覚するから揚げになりました。
 どちらも、漁協さんから教えていただいたレシピです。
 
 光市で一番とれる魚は、ハモです。たくさんとれるのですが、その中には、漁から帰ってきたときに、弱っていてセリには出せないものがあります。その場で、絞めて食べるか、冷凍保存してしまえば食べられるのですが、とれたハモの2割ほどにあたる量のため、その日に食べきることはできません。買い手がいなければ冷凍に加工しても赤字になってしまいます。弱っていてセリに出せないハモは、市場には流通せず、未利用魚として、廃棄されてしまうこともあります。
9月の「ハモのから揚げ」に使用したハモは、この市場に流通しない未利用魚のハモです。漁協さんや、魚屋さんにお願いして、特別に本校の給食用に加工していただきました。
「まだ食べられるのに、捨ててしまうなんてもったいない。」給食を通して、そのような食べ方も経験してほしいと思い、未利用魚を提供しました。ただ、市場に流通しているハモに比べて、魚特有のにおいがあるため、にんにく、しょうがをきかせた味付けにして提供しました。パンチのある味付けにしたハモのから揚げは、魚のにおいもなく、子どもたちにも大人気でした。
 給食時間の放送では、このハモについての動画を放送しました。給食の後、子どもたちからは、「捨てられるハモかわいそうだね。」「から揚げで食べられてよかった。」と感想をもらいました。
 
 水産業だけでなく、農業でも規格外で処分されてしまう食材があります。
 今後も給食が持続可能な社会に貢献できるよう、地域資源を活用しながら様々な取組みを考えています。お楽しみに!

体験学習
2022/06/30
 6月は、2年生が町探検の一環で室積漁港へ、5年生が家庭科でみそづくりを行いました。

 2年生の町探検では、山口県漁業協同組合室積支店様の御協力をいただき、タコを触らせていただきました。初めて生きたタコをさわる子どもたちがほとんどでしたが、タコの動きや吸盤などに興味をもっていました。
7月1日の給食では、この光市でとれたタコを使って、タコ飯を提供する予定です。楽しみにしていてください。

 5年生の家庭科では、今年も株式会社シマヤ様の御協力をいただき、みそづくりを行いました。子どもたちは、みそ博士からみその歴史や原料、地域性や発酵について学習した後、家庭科室でみそづくり行いました。麹の香りに慣れない子どももいましたが、麹があることで香りのいいおいしいみそができあがるため、一生懸命にみそづくりに励んでいました。
 今回つくったみそは、約3か月後には完成する予定です。そのころには、調理実習が再開していてほしい!はやく調理実習がしたい!と思う日々です。

 体験学習を通じて感じたことが、これからの学習や、食事をもっとおいしくすることにつながってほしいと思います。

今年度の給食もよろしくお願いします
2022/05/25
 令和4年度が始まって、2か月になろうとしています。今年度も、安心・安全な給食が提供できるよう努めて参ります。また、地産地消や学習との関連をなど食育の充実も図り、心と体の成長、将来の健康に寄与できるようがんばります。
 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 4月は、小学校2年生にスナップエンドウのすじ引きをしてもらいました。2年生がすじを引いたスナップエンドウは、当日の給食に提供しました。2年生のすじ引きの様子や、その後の調理の様子を、当日の給食時間に動画にて放送しました。動画を見た他の学年の児童から2年生の児童に対して「おいしかったよ。」「ありがとう。」と、感謝を伝える姿がみられました。児童の手が入ることで、旬のスナップエンドウをさらにおいしくいただくことができました。

 5月には、近隣の室積漁港で陸揚げされたタイを使用した「鯛めし」を提供しました。タイの皮目にすこし焦げ目ができるようオーブンで焼いてから、昆布だしで炊き上げました。タイのアラは、すまし汁の出汁にも使用しました。「鯛めし」にすまし汁をかけて、「鯛茶漬け風」に食べた人もいたのではないでしょうか?

 冷やし○華、ク○ゲ、ア○スク○―ム、冷凍ミ○ンなど、夏に向けたメニューを考えています。いいアイディアを思いついた人は、ぜひ教えてください。
 来月の給食もお楽しみに!

光の魚を親子でさばいちゃろう会
2021/12/16
 12月11日土曜日に第1回「光の魚を親子でさばいちゃろう会」を開催いたしました。
 山口県漁業協同組合光支店様と、光市の漁師の皆様の御協力により、光市でとれたレンチョウ、ブリ、アカアシエビ、アカエイなど、たくさんの魚をお持ちいただき、参加していただいた8家庭で調理しました。
 はじめに、漁師さんにブリとエイをさばいていただきました。10キロを超えるブリの心臓は、さばいた後もうごいており、生き物をいただいていることを改めて感じました。また、ブリとエイの口やエラの比較など、魚によっても食べるものや育つ環境によって違いがあることを学びました。さばかれたブリはお土産に、エイはしゃぶしゃぶと唐揚げになりました。
 漁師さんによる解体ショーの後、レンチョウのムニエルを調理しました。うろこの取り方、内臓の出し方を教わり、参加者一人一匹ずつさばきました。レンチョウは、文化包丁でとても簡単にさばくことができ、ムニエルもあっという間に完成しました。これから旬をむかえ、光市でもたくさんとれる魚なので、家庭でもどんどん食べていただきたいです。
 レンチョウの後は、アカアシエビを刺身にしました。活きているエビを自分でさばいて食べる経験はなかなかできません。漁師さんに背開きの方法を教えていただき、舌だけでなく目でも味わえるお刺身になりました。
 小学校2年生から中学校2年生までと、参加した子どもの学年も幅広く、けがなども心配しましたが、親子や兄弟、姉妹で安全に楽しく調理をすることができました。
 調理後は、それぞれの家族ごとにテーブルで喫食しました。感染症対策をとり、黙食での喫食でしたが、食べた瞬間に笑みがこぼれ、参加者の表情だけでもおいしさが十分に伝わりました。
 参加された保護者の皆様からは、「普段は魚を食べていない子が、魚を残さず食べたことに驚きました。」「子どもが予想以上に魚をさばけていたので成長を感じました。」「普段食べない調理法で食べることなどとても有意義でした。」等、たくさんのご好評をいただきました。
 参加していただきました皆様、山口県漁業協同組合光支店様をはじめ開催に際し御協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

お米を味わおう献立
2021/11/30
 11月18日から30日まで、お米の品種を毎日変えて「お米を味わおう献立」を提供しました。
コシヒカリ、ヒノヒカリ、きぬむすめ、ひとめぼれ、恋の予感の5つの品種を提供しました。
 粒の大きさや、色、香りなど口に入れる前、口の中に入れたあとも、食感、香、甘味などの味覚を意識して味わうことで、それぞれの品種の良さを感じることができた人もいるのではないでしょうか?
 最終日の30日は、献立表にどの品種が出るかを載せずに、ごはんを味わってどの品種か当ててもらいました。子供たちは、11月の献立表が出てから今日の4時間目まで、給食を食べる前から予想を繰り広げていました。
 最終日に提供したのは、「恋の予感」です。一口メモでも放送しましたが、「恋の予感」は、近年の気候変動による夏場の高温に強く、味もよく、収穫量・品質が確保できるお米として2、3年前から山口県で本格的な栽培がはじまった品種ということです。
 地球温暖化が進まないように環境を守る、良くしていく取組みも大切にしつつ、急激に変化する環境にどのように適応していくのかも同時に考えていかなければいけない難しい時代です。ごはんを味わうことを通して、環境の変化にも考えを巡らせてくれたらと思って、今日のお米は「恋の予感」にしました。

12月には、日英饗応料理という山口県の歴史を交えた給食を提供します。こちらの給食も楽しみにしていてください。

味わう
2021/10/29
実りの秋、食欲の秋です。2年生と4年生に、さつまいもを使った体験活動をしました。

2年生は、生活科の時間に収穫したさつまいもを大学芋に調理しました。
包丁で切る時には芋の硬さに応じて切り方の工夫をする姿や、ただよう甘い香りによだれが出そうになる姿など、五感を使って楽しむ様子がみられました。
 自分たちで育てたさつまいもでつくった大学芋はとても美味しかったようで、子どもたちは、早く食べるのがもったいないと時間をかけてゆっくりと味わっていました。

 4年生では、芋けんぴを五感で味わった後、心で味わう活動を行いました。
 1本の芋けんぴを5分かけて味わい、詩に表現することで、自分の五感と記憶や過去の体験などと結びつけ、さらに感謝の気持ちを表現する姿がみられました。
 子どもたちからは、「今までは、食べ物のことをそっと味わったりしたことはなかったけれど、これからは少しでもありがたみを感じながら食べたいです。」「学校の給食で、梨やいろいろな物が出るので食べた時調理員さんががんばってつくっているんだなと思って食べていきたいです。」「いつも口だけでしか味わえていなかったけど、次からは口だけでなく五感全部と心で味わって、作ってくれた人に感謝しながら食べたいです。」といったふりかえりがありました。

 授業を通じて、食欲の秋をよりおいしく味わえるきっかけとなれば、とてもありがたいです。


地産地消
2021/09/29
 日ごとに秋の色が深まってきました。
 季節の変化とともに、夏の食材が旬の名残りを、秋の食材が旬の盛りを迎えます。

 今年度も、室積漁港であがった「ハモ」を使用した「ハモハモごぼう」を提供しました。 
 この料理は、山口県漁業協同組合光支店の方や、漁師の方、婦人部の方から教えていただき、室積漁港でとれた魚を、本校の給食で提供するきっかけにもなった料理です。特別な思いをもって食べた児童もいたのではないでしょうか。
 旬を終えたハモの次はどんな魚が給食で使われるか楽しみにしていてください。
 また、魚だけではなく、室積では冬に旬を迎える、あの果物もとれます。こちらも給食で提供する予定なので、楽しみにしていてください。


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