光小トップ研究>総合的な学習の時間「しおさい」トピックス
 
初めてのしおさいを通して
2022/06/03
今年度,3年生の担任,そして総合的な学習の時間(本校では「しおさい」)を担当しております,大塚進真(おおつかゆきまさ)と申します。

3年生となり,新しく始まる学習であるしおさい。
子ども達にとって,何をして,何を学ぶ時間なのか,
教師にとってどんな活動によって,何を学びとして
いくのか,初めての学習だからこそ,子ども達の心に残る学びを子ども達とつくりあげていきたいと思っております。

今年度,しおさいを進めていく上で大切にしたい点が2点あります。

1点目が,自己の生き方を考える子どもの育成です。
子ども達が,対象となる人・もの・ことへの理解を深め,何かできることがないかを探り実行する,その中で得た達成感や自分のよさへの気付きから,今後の自分の人生や将来について考える。単なる調べ学習,表現物の作成,とならないよう自分自身にかえってくる学びを目指していきたいと思います。

2点目が,思いや願いの醸成です。
まずは自分達が対象となる人・もの・ことを何とかしたい!という思いや願いをもたなければ,ただの活動に終わり,最終的に自己の生き方を考えることにはつながらないと考えます。対象と関わる時間の充実により,思いや願いをもった状態で学びを進めていく子ども達を目指していきたいと思います。


今年度も,【well-beingにつながる学び(1期)〜教科等の本質に迫る授業づくりを通して〜】にて研究を進めていきます。
しおさいという学習を通し,個人だけでなく,社会や地球環境まで含めた全体的に良好な状態をつくりだしていく子ども達を目指していきたいと思っております。


また,6月10日(金)に,今年度より始まる新たな試みとして,授業づくり研修会(生活・総合)を予定しております。
「思いや願いを育む生活科・総合的な学習の時間の授業づくり」という題にて,授業づくりについて考えを深めていきたいと思っております。

また,研修会後の気付きをお伝えいたします。


御挨拶が遅くなりましたが,今年度も,どうぞよろしくお願いいたします。

2月11日(金)小中一貫教育研究協議会(オンライン)の開催について
2022/01/28
2月11日(金)に,第1回小中一貫教育研究協議会(オンライン)を開催します。
研究テーマは「well-beingにつながる学び(1期)〜教科等の本質に迫る授業づくりを通して〜」です。

「well-being」って何!?
「教科等の本質に迫る授業づくり」のことも分かるの!?
と,思われる方もいらっしゃると思います。

【well-beingとは?】
2030年は今よりVUCA(予測困難,不確実,複雑,曖昧)な時代となることが予測されています。現在私たちが直面している新型コロナウイルスの感染拡大というこの状況も,VUCAを象徴する状況と言えると思います。また,温室効果ガス増大に伴う地球環境の変化,近年言われている南海トラフ地震のような自然災害問題など,今後も予測できない状況が子ども達に訪れることが予想されます。そこで,本学園では,well-beingを「個人だけでなく,社会や地球環境まで含めた全体的に良好な状態」と捉え,研究を始めました。

上記のwell-beingの説明を聞くと,何か大々的に新しいことをしないといけないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
本学園では,副主題を「教科等の本質に迫る授業づくりを通して」としているように,教科等の本質に迫る授業で身に付けた資質・能力を人生において自在に発揮し,社会が抱える複雑で困難な課題を解決していく,そんな姿を目指したいと考えておりますので,総合的な学習の時間の本質についても欠かしません。その上で,well-beingの実現につながるという点を大切に考えております。

なので,今回の協議会では,
・総合的な学習の時間の本質って何だろう?その手立てとは?
・well-beingの実現って何だろう?その手立てとは?
・2つはどうつながるの?
などのような話を御参会の先生方と気軽に話していければと考えておりますので,総合的な学習の時間に興味のある方は是非御参会いただければと思います。

単元名は「今後の自分を見つめ隊 〜働く人々の思いから自分の思いへ〜」
4年生の実践です。

私が今回キーワードとしていることは「関わり」です。

2月11日(金),皆様の御参会をお待ちしております。

クリスマスと正月どちらを残す?
2020/12/24
 今年,学校に来るのも今日が最後となりました。子ども達は,今年の学びを当たり前にいかし,いつもと変わらぬ元気で過ごしていました。下校の際には,「メリークリスマス」「よいお年を」と言いながら,クリスマスやお正月を楽しみにしながら笑顔で帰る姿が見られました。

 そういえば先日,学級で定期的に行っている語り合う会で「クリスマスとお正月,残すならどちらか」というテーマで話合いを行いました。

 子ども達からは
「お正月は日本の伝統の文化だから残すべき」
「でも,外国の文化も大事」
「それをわざわざ日本でやる必要はないのでは?

「クリスマスはごうかなごはんやケーキがある」
「お正月もおせちがある。それに,お正月はまつりやはごいたなど,子どもだけでなく,みんなが楽しめるものが多い」

「クリスマスは夜だけしか楽しめないけどお正月は1日中楽しめる」

「お正月は締まっているお店が多いから楽しめない」

など,様々な意見の応酬があり,大盛り上がりでした。
今まで何度かやってきた語り合う会ですが,やるごとに
テーマに沿った意見を出したり,相手の意見に反応しながら聞いたりする子どもの姿が見られています。

 語り合う会を行う際には
・自分の立場の良さだけでなく,相手の立場の問題点
 も考える
・相手の立場も納得しようと思いながら聞く。
という2点を意識させています。

 話合いの途中,子ども達からは「あ〜!」「なるほど!」「確かに!」「え??」「でも!」という様々な反応が聞こえます。

 しおさい(総合的な学習の時間)では,様々な目的に対して話合う場面が多くあります。この話合いの成果をいかし,来年も相手を尊重しながら,話し合い,解決し,満足する子どもの姿を楽しみにするとともに,全力で後押ししていきます。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

大興奮のアンケート回収
2020/11/13
 マスク作りのために,全校のマスクに対する満足度を調査するアンケートを何とか全校に書いてもらおうと,コロナウイルスの危険性や現状を伝える放送作りに励んできました。
 また,アンケートを回収するポスト作りにも励んできました。
 完成した放送が11月10日(火)の給食時間に,全校に流れました。放送後,早速多くの人がポストにアンケートを入れてくれ,子ども達は大興奮でした。休み時間のたびに確認しに行く姿を見ると,ここまで頑張って話合い,完成させてきた日々を思い出し,嬉しく思いました。

 25日の附小祭では,アンケート結果をいかしたマスクに関する出し物を行う予定です。
 行事のために総合的な学習を行うのではなく,総合的な学習の時間の学びを行事にいかす。そんな子ども達の姿がたくさん見れそうでとても楽しみです。

 今年度は,オンラインでの開催となりますが,
「はなれても 笑顔咲かせる 友情で」
というスローガンを忘れることなく,28人で走り続けていきたいと思います。

こんなときだからこそできること
2020/08/19
 例年より短い夏休みも終わりを迎えようとしています。コロナウイルスや熱中症の影響もあり,いつもとは違った夏休みとなった人もいるのではないでしょうか。

 明日から学校が始まりますが,コロナウイルスや熱中症に引き続き注意して,健康を一番に頑張っていきたいと思います。

 今,総合的な学習の時間でマスク作りをテーマに学習をしています。コロナウイルスの現状でマスクはしなければいけないという現実と向き合い,なるべくみんなが満足できるマスクを作ることを目標にしています。
 
 こんなときだからこそ自分たちにできることを探り,そのためにどうすればよいかを話し合い,粘り強く学習に取り組み,目標を達成したときの子ども達は,大きな自信や達成感,有用感を味わうことができると思います。

 そして,今後別の壁にぶつかったときも,自分たちにできることを探り続けていく。そんな子ども達を目指して共に学習を進めていきたいと思います。
 
 子ども達の自由な発想や真剣に考える姿がとても素敵です。

よろしくお願いいたします。
2020/05/19
総合的な学習の時間を担当しております。

大塚進真です。

今年度,3年2組の担任をさせていただくことになりま

した。よろしくお願いいたします。

長い間,学校に来ることができず,学校での授業,休み

時間の友達との会話,何気ない楽しい時間など,子ども

達にとって今までの当たり前が当たり前では無い日が続

いています。

私にとっても同様で,子ども達の来ない学校での日々を

とても寂しく感じています。

25日(月)には,約三ヶ月ぶりにたくさんの子ども達

の笑顔が見れるのをとても楽しみにしております。

今までとは違うことが多くなると思いますが,だからこ

そ子ども達と共に乗り切り,思い出に残る時間をつくっ

ていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

語り合う会
2020/03/25
年間を通して,定期的に5年2組語り合う会を行ってき

ました。テーマをもとに自分の立場を決め,意見・質問

をしながら全体で語り合う中で,他の立場の意見を認め
 
たり,自分の考えを深めたりすることが目的です。

<思い出に残すなら写真と動画どちらがよいか>では,

「動画の方が音が残る」
「写真は表情がはっきり残る」
「動画は残ってほしくない瞬間も映像に残ってしまう」
「写真は飾ることができる」

などの意見が出ました。


<正月とクリスマス,どちらを残したいか>では,

「お年玉がもらえるから正月がいい」
「お年玉は使えない可能性があるから確実に欲しいもの
 が手に入るクリスマスがいい」
「正月は日本の行事,クリスマスは日本の行事ではな 
 い。日本の行事を大切にすべき」
「正月は親戚の集まりにたくさん行くのが少し疲れ 
 る」
「クリスマスは学校もあるからわずかな時間しか楽しめ
 ない」
などの意見が出ました。

他にも

<漫画と小説どちらがよいか>
<兄弟は上と下どちらがよいか>
<過去と未来どちらにいきたいか>
などのテーマで語り合ってきました。

語り合う中で考えが変わったり,質問・反論する中で

で自分の考えをより確かなものにしたりしました。

今後も多くの立場の人や自分と異なる考えをもった人と

関わることになると思います。自分の考えをもち,多く

の考えに触れ,学びを深めていってほしいです。

コロナウイルスで休校が続く今,是非御家庭でも熱く

語り合ってみてはいかがでしょうか。

自分たちにできる防災〜消防士の方に質問〜
2020/01/28
 災害のことをもっと知るためにまずは,消防士の方に地震や津波・火災のことを質問することにしました。
 光地区消防組合中央消防署の方に来ていただき,質問に答えていただきました。

・津波の高さはどれくらいですか?
・地震が起きてから津波が来るまでの時間はどのくらい ですか?
・学校の高さはどのくらいですか?また,このあたりだ とどこが高いですか?
・地震や津波,火災が起きたときに最優先することは何 ですか?
・けむりはどこに集まりますか?
・けむりの速さはどのくらいですか?
・けむりから身を守るにはどうしたらいいですか?
などたくさんの質問に答えていただきました。

 子ども達の中で驚きだったのは,地震が起きてから津波が来るまでに約2時間かかるということや,けむりは上に秒速3〜5mの速度であがっていき,横に秒速30cm〜80cmの速さであがっていくということでした。
「それなら津波の時はかんぽの宿のほうがいいのでは?」「けむりのために体を低くしたほうがいいのでは?」など,多くの気付きを得ることのできた大変実りある時間となりました。
 
 消防士の方の丁寧で分かりやすい説明のおかげで,子ども達の防災の意識もさらに高まりました。ありがとうございました。

とても丁寧に分かりやすく説明していただき,子ども達の疑問も解消

自分たちにできる防災〜副校長先生に避難訓練案の提案〜
2020/01/28
 総合で防災の学習を行っています。子ども達は,山口県では災害はあまりおきないというイメージをもっていました。そこで調べてみると,意外と災害が起きていることに気付き,そこから災害を身近なものとして捉え,防災の学習が始まりました。

 子ども達にとって身近な防災として,避難訓練がありますが,子ども達は,避難訓練に意味があまりないのでは?という思いをもっていました。
 理由としては,同じことを繰り返している。知らされるから危機感がない。などが挙げられました。

 そこで,時期・内容・集合場所・行う時間・事前説明・移動方法などの観点から,新たな避難訓練案を話し合い,副校長先生に提案することになりました。

 避難訓練案を完成させ,副校長先生に提案したところ
「よくここまで考えてくれました,本当にありがとうございます。」というお褒めの言葉をいただくとともに,
「もっと災害のことを知ることも大切」「自分の命を自分で守れる人になってほしい」という助言もいただきました。

 助言のもと,今後は災害のことをスペシャリストである消防士・警察の方に聞き避難訓練案をさらに改善することになりました。
 また,その後は校外や家庭,そして1人でもできる防災を探っていくことになりました。

 命を守る大切な学習として,今後もさらに深めていきます。

附小祭での学び
2019/11/21
先日,附小祭が行われました。
前期のしおさいでは,室積の良さを伝えるべく
普賢寺・普賢祭りの良さを伝える番組の撮影を
行いました。

その学習をいかし,室積クイズ・附属光小クイズ・附属光小ムービーを用意し,祭り風にして提供するということになりました。
題して「ヘイラッシャイ!5−2祭りへレッツゴー」です。

当日までの準備は,友達と何度も話し合い,成功や失敗を積み重ねながら取り組んでいました。
附小祭を終えた後の子ども達の感想では,
「自分では思いつかなかった考えを友達が出してくれたので解決することができて良かったです。」
「協力したからこそ達成感を感じることができました。」
などが書かれてありました。

難しさを感じ,失敗を経験したとき,友達と様々な考えを話し合うことで解決することができました。だからこそみんなで達成感を得ることができたと思います。
良い学び・経験となりました。
今後も,多くの考えを認め合い,みんなで学びを深めていきたいと思っております。

ちなみに私が用意した祭りのBGMは,子ども達にやや不評でした・・・・・・。

前ページTOPページ次ページHOMEページ
- Topics Board - Skin by Web Studio Ciel

光小トップ研究総合的な学習の時間「しおさい」トピックス