 |  | 膨らむ仕組みを利用した工作 |  | | 2018/11/06 | 前回の,袋が膨らむ仕組みを生かした制作活動の続きを御紹介します。
子どもたちが,自分たちのイメージに合うように,マジックやセロハン,フェルトなどの柔らかい素材で飾り付けをした後,「どこに住んでいるのかな。」「どこから飛び出してくるのかな。」と問いました。すると,子どもたちからは,「ヘビは森の中に住んでいるよ。」「おばけが飛び出すから暗い感じにしよう」といったように,袋の仕組みと箱の雰囲気を関連付けてとらえる姿が見られました。そこで,本当に袋の仕組みと箱の装飾が自分の表したい動きに合っているかと投げ掛け,袋を膨らませながら装飾をし,随時袋の装飾も調整していく活動を仕組みました。おばけが飛び出す仕組みを考えていた子は,膨らんだ袋が案外おばけに見えず,どうすればよいか,同じおばけをテーマに製作している友達と交流することで,ひもを袋の先からたくさん垂らし,髪の毛が垂れている様子を表していました。また,ある子は,箱を装飾する際に,折り紙を折って貼ることで,空間をより立体的に表現していました。今までの学習が生かされた瞬間だと感じました。鑑賞の時間では,自由に動き,表したいことや思いを伝え合う自由鑑賞としました。子どもたちは,動きの面白さを見付けたり,面白いところを指して説明したりと,仕組みを存分に味わいながら鑑賞し,見方や感じ方を広げることができていました。 | |  |