明るい話? 暗い話?
2017/10/30
10月に教育実習生と「きつねのおきゃくさま」(三省堂)の学習をしました。

 まず,「明るさメーター」を用いて,この物語は,明るい話か,暗い話かという作品のイメージを表現させました。子どもたちは,「きつねが死んだことで,ひよこたちがとても悲しんでいるから,暗い話しだと思うよ。」「恥ずかしそうに笑って死んだのだから,暗い話とは言えないのではないかな」と話し始めました。

 作品に対するイメージのずれを確認した後,「なぜ,きつねは恥ずかしそうに笑ったのかな」と問うと,「ひよこたちを守ることができて嬉しかったので,笑っている」「ひよこたちをだまして食べようとしていたのに,その動物を守っている自分がちょっと恥ずかしい」など,きつねの変容を語りました。

 そこで,「きつねが死んだ場面で,きつねが変わったことが分かるのなら,その後のお話は必要ないのではないかな」と揺さぶりました。子どもたちは,「お墓を作る場面は,きつねのことを思っているひよこたちの様子が書かれているよ」「きつねの思いが伝わったことが書かれてあるから大事だよ」「この場面がないと,ただ悲しいだけのお話になっちゃうよ」などと,結末のよさに気付いていきました。

 最後に,「お墓の場面はいるとしても,『とっぴんぱらりのぷう』はいらないのではないかな」と問うと,「これがないと終われないよ」「昔話でいう,『めでたし,めでたし』みたいな意味だよ」「明るい感じで「チャン,チャン」と終わせたいのではないかな」などが出ました

子どもたちは,実習生たちと共に,この作品の面白さを味わうことができたように思います。

じゅういさんの一日は長いのかな?
2017/10/01
「どうぶつ園のじゅうい」(光村図書)の学習をしました。
 最後の段落にある「これで,ようやく長い一日が終わります。」の一文を取り上げ,獣医さんは一日の終わりにどのようなことをつぶやきそうか問うと,「たくさんの仕事があって疲れたなあ。」「獣医の仕事は大変だなあ」などと,話し始めました。
 そして,「今日1日の仕事だと,どの仕事が大変だったと感じたのかな」と問うと,「いのちにかかわる」「大いそぎで」「とてもいたいので,あばれる」「三人のしいくいんさんにおさえてもらう」「すぐに気づかれる」「やっとのみこんでくれた」など,根拠をもとに理由付けをしながら,大変な順に仕事を並べていきました。
 すると,いのししの仕事だけは,あまり大変そうなところは見つかりませんでした。そこで,「いのししの仕事より,もっと大変そうな仕事を紹介した方が,よい説明文になるのではないかな」と揺さぶり,「シロクマがキーホルダーを飲み込んだので,吐き出させる仕事」を紹介するのはどうかと提案しました。子どもたちは,「いのししの仕事の方がいい。だって吐き出させるのは,ペンギンの仕事に似ているから。」「似ている仕事を紹介しても面白くないから」などと,相違の関係にある事例を紹介するよさに気付いていきました。
 最後に,「動物の仕事をもう一つ追加できるとしたら,どのような仕事を紹介するのがよいかな」と問うと,「蛇がネズミを丸呑みした」「うさぎが手足を怪我した」などが出ましたが,「吐き出させる仕事ならペンギンと同じだよ」「暴れて大変ならワラビーと似ているね」などの反対理由で,この時間中に追加事例は決まりませんでした。
 それだけ,筆者も言葉や事例を選ぶのに時間をかけて考えていることが分かったのではないでしょうか。

たねのたび図かんをつくろう
2017/07/25
 6月29日に,前期公開授業研究大会がありました。2年生は,「たねのたび」で授業を行いました。本時における深い学びのポイントは,「説明の順序とその表現の効果をとらえること」でした。「種を運ぶのに,どの工夫が一番大事かな」という発問をきっかけに,子どもたちは「3つの工夫を比べて読む」という「読みの視点」を活用して内容の大体を捉えていきました。そして,話し合いが「もし,この工夫がなかったら・・・?」と進んでいくと,「種を運ぶために,どの工夫もつながっていている」という、それぞれが補い合っている関係性を押さえることができました。
 そこで,「どの工夫も大事だということを紹介したいのに,『でも,・・・できません。』の文を加えたのはなぜだろう」と投げかけました。今度は,「でも」の説明がある文章とない文章を比べる「読みの視点」で読むことで,文章の構成を捉えていきました。そして子どもたちは,「理由を書くことができる」「特徴のよさが分かりやすくなる」など,接続語を使った説明のよさに気付いていきました。

「エンペラーペンギンの子そだて」
2017/06/21
「エンペラーペンギンの子そだて」(学校図書)の学習をしました。
 どんな世話があったかを確認すると,子どもたちは,「めすの方がたくさん世話をしている」「でも,オスの世話の方が大変そうだ」などと,つぶやき始めました。
その後,「どの世話が一番大変そうか」について話し合いが進み,「めすが餌を捕りに行くこと。遠い海まで行くのはとても疲れるから」「おすが卵を温めること。一番厳しい季節を4か月も何も食べずに過ごすのは,つらいから」などの意見がでました。
 そこで,「冬の世話が大変になるのに,わざわざ5月(南極の冬)に卵を産むのはなぜかな。」と疑問を投げかけると,「夏になると氷が解けて,海までの距離が短くなる」「海に餌が一番多いのは夏」という根拠から,「雛とって夏はよい季節だから,独り立ちが夏になるように5月に卵をうんでいる」と,季節ごとの世話(過ごし方)をつなげて読むことで,子育ての知恵としてとらえることができました。

表現の工夫を生かして詩をつくろう
2017/05/20
詩の学習が終わり,子どもがつくった作品です。

にじに のったら  にじに のったら
はしを あるいて いくみたい
見えた 見えた
空に うかぶ 天の川も
とおくに ある 月も

さかなに のったら さかなに のったら
もぐったまま フグになっていくみたい
見えた 見えた
いわの中で ねている タコも
しおを はいている クジラも

繰り返し,言葉の順序(倒置法),見えるものの面白さなど,見つけた工夫を生かして,自分の思いを表現していました。
想像を膨らませながら読んだり書いたりすることで,
詩の世界を楽しく体験することができました。

よろしくお願いします。
2017/04/13
4月に着任いたしました、田中章憲と申します。元気いっぱいで、何事にも一生懸命に取り組む2年生と楽しく学習しています。国語科で「シーソーにのったら」の詩を読みました。子どもたちは、2つの場面あり、繰り返されている言葉があることに気付きました。「では、3つ目の場面を自分で考えて書いてみましょう。」と投げかけると、想像を膨らませていました。さて、見つけた「詩のきまり」を生かして書けるでしょうか。完成が楽しみです。

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